【リリース】アルミ加工企業がリ・デザインで自社ブランド立ち上げへ
アルミファクトリー
アルミ加工業のアルミファクトリー(射水市)は、「富山RE-DESIGNラボ」に今年度参加したことをきっかけに自社商品開発を加速させています。
「富山RE-DESIGNラボ」とは、富山県と富山大学が中心となり、地元企業の持続的な価値創造と外部人材による地域活性化を図る実践型リカレントプログラムです。
具体的には、大都市圏の専門スキルやマネジメント能力の高い中核人材を富山大学の協力研究員として受け入れ、地元企業の経営課題解決の実践等に取り組みながら、自身のキャリアや地元企業、地域それぞれをリデザインしていこうという活動です。
アルミファクトリーは、2023年度に地元企業として参加し、富山大学の協力研究員として中嶋保幸さんを迎えました。
中嶋さんは、JVCケンウッドでオランダ駐在、グループ会社社長等を歴任した後、ニデックやマクセルでは新事業開発を手がけるなど、上場企業で世界を舞台に活躍してきました。
アルミファクトリーは、中嶋さんのアドバイスを受けながら、自社ブランド商品として防災関連の商品開発に取り組み、半年間でプロトタイプ2号機まで完成させ、特許も出願しました。また、既存事業の販路拡大や経営戦略の見直しにも取り組みました。
富山RE-DESIGNラボの期間終了後2023年12月から、中嶋さんはアルミファクトリー副社長に就任。富山大学とも産学連携をスタートさせ、大学生も交えながらブランドデザイン構築や開発に取り組むなど、活動を発展させています。
自社ブランドは、現在、備蓄可能な災害避難所用ベッドとしてプロトタイプ3号機まで完成し、4号機を開発中です。
災害時に避難所となる公民館や学校などで、普段はパーテーションやテーブルとして使いながら、災害時にはベッドとして使用できるアルミ加工品を開発しています。ダンボール製のベッドの場合では、湿気の高いところで長期間備蓄すると、劣化が早く強度が下がるおそれがあるので、アルミファクトリーでは、アルミを使った耐久性の高い防災用品を提案していきたいと考えています。
アルミファクトリーの棚元政夫社長は「今回の取り組みは大きな刺激になっており、今後、中小企業から中堅企業へと脱皮し、自社ブランドや新規事業など軌道に載せていきたい」と意気込みます。
今は、自社ブランドの試作を重ねており、6月に東京ビッグサイトで開催される展示会「自治体・公共Week」でお披露目される予定です。
【お問合せ】
射水市戸破字針原69-16
Tel:0766-56-1133
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