この秋、初! & 写真家テラウチマサトさんのVISION
秋がかけ足でやってきました。昨日、そして今朝も冷え込みましたね。
今週の写真は「この秋、初のダウンとブーツ!」
昨日はこの秋、初めてダウン、そしてブーツを着用しました。といってもダウンベストだったのでこれでも寒い!コートにすべきだった・・・。
長い猛暑の夏がようやく終わったと思ったら、あっという間に秋になり急激な気温変化に体がついていきません。さらに私は衣替えが終わっていないので、寒くなってきたけど何を着ればいいのやら、毎朝悩んでいます。今週末には衣替えをして必ずニットとコートを準備しよう!と、ここで自分に宣言しておきます・・・。
私が担当するKNBラジオ木曜午後の生放送「でるラジ」のインタビューコーナー「VISION the TOYAMA」。先週10月23日のゲストは富山市出身の写真家、テラウチマサトさんでした。
「余韻の長い写真を撮りたい」写真家・テラウチマサトさん(2025.10.23)
1954年生まれのテラウチさん。1991年に写真家として独立し、これまでにポートレート(人物写真)、風景、プロダクトから空間まで、さまざまな写真を独自の表現手法で撮り続けてきました。ポートレートではこれまで6000人以上の俳優、モデル、タレント、経営者などを撮影しています。
出版社に入社して自分が希望する雑誌編集部で働いていたテラウチさんですが、写真の腕を買われて写真部に異動。迷いながらも前に進み、気づいたら写真家になっていたそうです。
テラウチさんが目指しているのはインパクトより余韻のある写真。「普段、見落としていたり気づいてなかったりするもの、普段なんとも思っていなかったものを撮ってみたらすごく良いことがある。写真は目の前にあるものしか写らないが、余韻のある写真は目の前にないものも写る。例えば雨の日の桜を撮った写真を見て、去年あの人と一緒に見たという情景が思い出されるように、写っているものから刺激を受けて違う感情が湧き上がってくるのが余韻の長い写真。長く飾っていても飽きのこない余韻の長い写真を撮りたい」と話します。
テラウチさんの作品は海外でも高く評価されていて、富士山の作品がフランスパリのユネスコ本部から招聘されて展示されたり、海外からの講演依頼なども多くあります。そうした海外での仕事の中で感じるのは「日本の写真の地位が海外に比べて低いこと」「世界では写真の値段が上がっているが日本の写真は安いため、海外で日本の写真が買われ収集されている。日本では写真は撮るもの、見るものと認識されていて買うものというところに至っていない。日本ではアートの中に写真が含まれていない。日本の写真の素晴らしさを伝え価値を上げたい」と話します。
テラウチさんはイベントプロデュースやまちおこしなどにも取り組んでいて「ふるさと心醸成プロジェクト」を富山県内の富山市や舟橋村のほか全国各地で実施しています。小学校高学年の授業では、子どもたちがカメラで自分たちの住んでいるまちや友達の顔を撮影する中で、これまで見えていなかった一面を知ることにつながるのだそうです。そして自分たちのまちがいかに魅力的かを知り誇りを持つことで、将来ふるさとに戻ってくる若い世代を増やしたいという思いを込めたプロジェクトです。
「富山には『何にもない』がある」とテラウチさんは言います。「富山にいると今を見ていても懐かしく感じられて、これがずっと続けばいいなという気持ちになる『懐かしい未来』がある。子どもたちが横断歩道を手あげて渡っている姿は、僕にとって懐かしい過去でもあるけど、懐かしい未来につなぎたいこと。そういうものを写真に撮って、立山はもちろんきれいだけど、それ以外にもいいものがいっぱいあると伝えることをまずは富山でやりたい。それを写真でアピールすることがこれからの自分の役割」とVISIONを語っていました。
「VISION the TOYAMA」はKNB公式YouTubeに動画をアップしています。そちらもぜひご覧ください。今日10月30日のゲストは地域の課題解決に取り組む一般社団法人「とやまのめ」代表理事で、その事業会社であるシテン株式会社社長の中谷幸葉(なかやこうよう)さんです。シテンは富山で唯一のスプラウト農家を事業承継するなど一次産業のアップデートに取り組んでいます。13時10分過ぎからの放送です。