今年の梅仕事 & 若き和菓子職人
今週の1枚は「梅仕事」
母から引き継いでから毎年、梅干しを作っている私、去年はバタバタしているうちに梅の季節が終わってしまい梅干しを作れませんでした。お店にはおいしい梅干しが並んでいますが、やっぱりおにぎりには自家製の梅干しが欠かせません。ということで「今年はなんとしてでも梅干しを作るぞ!」と決意。天候不順で梅が不作と聞いていたので買いそびれることがないようにこまめにスーパーを見て回り4キロの梅を購入。今は梅を塩で下漬けしていてこの後、赤紫蘇を加えます。が、昨夜スーパーマーケットに行ったら紫蘇がありませんでした。売り切れ?もう時期が過ぎてしまった???不安な気持ちがよぎりますが、今日別のスーパーに行ってみます・・・。
さて、私が担当するKNBラジオ午後のワイド番組「でるラジ」木曜のインタビューコーナー「VISION the TOYAMA」先週6月19日のゲストは和菓子職人、碓井光さんでした。母とともに富山市の和菓子店「光春」を営んでいます。
「ぼーっとする時間と挑戦することを大事に」
和菓子職人 碓井光さん(2025年6月19日)
碓井さんが中学生の頃、和菓子店をはじめた母、千春さんの様子をそばで見ていて、自分も店を手伝いたいと思い京都の専門学校へ。その後、京都の老舗和菓子店に勤めながら和菓子作りを学びました。そして6年前22歳の時に母の店「光春」に入り和菓子作りを始めます。
碓井さんは動物や植物など自然が大好きで、子どもの頃、ロシアでの渡り鳥の調査に参加したり、ケニアツアーに参加してクジャクやチーターの狩りなども見たりした経験もあるとのこと。そうした中で草や空の色などたくさんのものを見たことが宝物になっているという碓井さん。「雨上がりの空の少し淡い水色を和菓子にしたい」と美しい自然、美しいものから和菓子作りのアイディアが浮かぶことが多いそうで「絵を描くのも大好きだったので、和菓子を絵を描くようにきれいに仕上げていく仕事はとても楽しい」と話します。
初めて自分が考案した和菓子は、ふわふわの柔らかい餅に地元のリンゴとサツマイモを使った甘酸っぱい餡を入れた「初恋すずめ」ネーミングにもこだわりました。
さらに去年、ライチョウをモチーフにした「まろやからいてふ(ライチョウ)」が富山県菓子工業組合の「BEST OF TOYAMA SWEETS とやま菓子コンテスト」で優勝。ふわふわの羽二重生地に昆布を練り込み、サツマイモと氷見産の稲積梅をベースにした餡を包んだもの。富山のおいしいものを素材に和菓子を作ることに大切にしています。
「美味しかったからまた買いに来たと言ってもらったり、新しいお菓子をお客さんに見せた時に、わーっと嬉しそうな表情を見たりするのがとてもうれしい。」と話す碓井さん。
日々の暮らしで大事にしていることは「ぼーっとする時間を持つことと挑戦すること。」和菓子のコンテストに毎年出品するのも挑戦のひとつ。あきらめずに良いお菓子が作れるように頑張っているといいます。
生放送のトークの中で「ほんわかとした雰囲気の中に芯の強さを感じる」と私が伝えたところ「実は心の中に闘牛を飼っているんです!」とニコリ。不思議な魅力のある28歳。これから生み出していく新しい和菓子が楽しみです。
「VISION the TOYAMA」はKNB公式YouTubeに動画をアップしています。そちらもぜひご覧ください。今日6月26日のゲストは富山県環境科学センター大気課統括研究員の木戸瑞佳(きどみづか)さん。木戸さんは去年12月から今年2月まで第66次南極地域観測隊の夏隊員として活動しました。13時10分過ぎからの放送です。