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豪雨災害はなぜ起きる & 子どもの未来のための「服の鉛筆」

9/7(木)午前9時から「豪雨災害」について考えるラジオ特別番組放送!

猛暑から一転して一昨日、昨日と県内では大雨となりました。みなさんのお住まいの地域は大丈夫だったでしょうか。今年は6月の大雨で立山町や上市町で被害、7月には県内で初めて線状降水帯が発生し、射水市で浸水被害、南砺市では土砂崩れなどの被害が出ました。

ここ数年、毎年のように全国各地で大雨による災害が起きています。

KNBラジオではこの後午前9時から10時55分まで、豪雨災害について考える特別番組を放送します。なぜ災害級の大雨が降るのか?自治体が避難を呼びかけるような大雨とは?どんな備えが必要か?などについて、県内の民放ラジオ7局で同時に生放送します。担当のKNB上野透アナウンサー、FMとやま水梨子真穂アナウンサーの2人は本番を前に打ち合わせ中。番組の中ではKNBとFMとやまのスタジオを結ぶとともに富山シティエフエムやエフエムとなみのリポーターによる生中継もあります。

FMとやま・水梨子アナとKNB・上野アナ ゲストは富山地方気象台・大江幸治気象情報官
FMとやま・水梨子アナとKNB・上野アナ ゲストは富山地方気象台・大江幸治気象情報官

富山県民放ラジオ7局ネット防災スペシャル2023「豪雨災害はなぜ起きる」は9時からです。番組終了後11時からは「とれたてワイド朝生」のショートバージョン、そして午後0時40分からは私が担当する「でるラジ」です。

 

それでは「でるラジ」木曜のインタビューコーナー「VISION the TOYAMA」先週8月31日のゲストをご紹介します。

子どもたちの未来のために「服の鉛筆」を開発 (株)ミヤモリ代表取締役専務 宮森穂さん(8月31日放送)

小矢部市の縫製会社ミヤモリは全国500を超える学校の体操服を手掛けています。その生産工程で出る布の端材を炭に加工し、その炭を鉛筆の芯に使ったオリジナルの鉛筆「服の鉛筆」をこのほど開発し、全国の優れた文具に贈られる「日本文具大賞」で今年の優秀賞「サステナブル賞」を受賞しました。年間20トンも出る端材をなんとかしたいと考える中で炭にすることを思いつき、体操服の端材でできた炭だから子どもたちが使う鉛筆にと「服の鉛筆」が生まれました。今後、端材20トンすべてを炭にすれば60万本の鉛筆が作れて、年間9トンのCO2を削減できるそうです。宮森さんは小学校に出向いて「服の鉛筆」誕生までのストーリを子どもたちに伝え、一緒にSDGsについて考えています。

また、ミヤモリは地元小矢部市の特産物であるハトムギのヌカ油を使用したブランド“ネルコッチャ”を立ち上げ地元企業とコラボしてルームウエア、基礎化粧品などを販売しています。繊維業界を盛り上げようと生まれたプロジェクトで、こちらも廃棄されていたハトムギのヌカを活用した取り組み。宮森さんに未来へのVISIONを聞くと「こどもたちの未来のため、自然や環境保全に力を入れること」だと。「服の鉛筆」もヌカ油の「ネルコッチャ」もこうした思いが根底にあって生まれているのだと感じました。

新しい事業に積極的に挑戦するミヤモリ専務
新しい事業に積極的に挑戦するミヤモリ専務
服の鉛筆の炭を使った芯は黒度が高くテカらないのが特徴
服の鉛筆の炭を使った芯は黒度が高くテカらないのが特徴

「VISION the TOYAMA」はKNB公式YouTubeに動画をアップしていますので、ぜひご覧ください。

今日9月7日のゲストは富山市蜷川地区の住民有志が運営する「にながわふれあい子ども食堂」の代表、文山梢さんです。13時10分過ぎからの放送です。

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