【花粉症2026】耳鼻科を受診し症状やライフスタイルにあわせた薬の選択を!花粉症の治療薬について専門医が解説【いっちゃん☆メディコ】
スギの花粉で、くしゃみや鼻水、鼻づまりに悩まされている人には、つらいシーズンがやってきます。
今回は、花粉症の薬について、富山大学 耳鼻咽喉科 頭頸部(とうけいぶ)外科 助教の伊東 伸祐医師に聞きました。
(2026年1月26日放送。情報はすべて放送時のものです)
花粉所の治療方法は?
伊東医師
「お仕事をされてる方とか、学生さんでも受験生のみなさんは、花粉症の症状によって集中できないとか言われますので、我々としては 何とかしてあげたいなと思いながら治療しています」
一番多い治療法は、飲み薬
花粉症の症状を抑える治療としては、飲み薬や、鼻に噴霧する薬、目薬があります。
このうち一番多い方法としては、飲み薬による治療があげられます。
ライフスタイルにあわせた薬を選択
伊東医師
「症状の強さに応じてお薬の選択をしていくんですが、1日1回のタイプや2回のタイプというところに関しては、その方のライフスタイルなどをお聞きして、忘れずにお薬を飲めるタイミングを聞いたりだとか、その方、その方に合わせて続けやすいものを選ぶということも大事だと思います」
飲み忘れがない方法で薬を選択
飲み忘れを防ぐために、ライフスタイルに合わせて薬を選ぶのも選択肢の一つかもしれません。
伊東医師
「1日1回のお薬でも、例えば寝る前に飲むものとか、夕飯の時に飲むものなどがあるんですが、患者さんによっては、お食事ごとに合わせて飲んだほうが忘れない、寝る前に1日1回ですむなら、そのほうがいいという方もおられます。アレルギーのお薬は種類がいっぱいありますので、その方の希望と症状を考えて、お薬の選択をしていきます」
症状を聞きながら薬を調整
気になるのが、薬を飲むことによって眠くなることです。
伊東医師
「眠くならないお薬も何種類かあるんですけど、まず数があまり多くないというのが一つと、あと症状が強い方では、眠くならないお薬だけでは抑えきれないということもありますので、眠くなるお薬をあえて使うこともあります。眠くなりやすいといわれているお薬でも、まったく眠気が出ない方もおられますので、それも実際に使ってみて、症状を聞きながら、お薬の調整をしていきます」
鼻の中に直接 噴霧する薬の特徴は?
眠くならない薬の一つが、鼻の中に直接使用する薬です。
伊東医師
「鼻噴霧薬に関しては、飲み薬などとは違って、直接お鼻の中にスプレーして使うものになります。1日1回の使用ですむのと、眠気などは出ないお薬ですので、使いやすいお薬といえます。鼻噴霧薬だけで使うこともあるんですけども、飲み薬と組み合わせて使うような使い方も多いです」
目薬の特徴は?
目薬にはどんな特徴があるのでしょうか。
伊東医師
「どうしてもかゆみなどが、飲み薬だけでは取れないよう方には目薬をお出しします。目薬にはいくつか種類がありまして、昔からあるのは1日4回さすようなタイプのものだったんですが、今は1日2回ですむようなタイプのものも出てきています」
目薬にはどんな種類がある?
新しい薬も出てきています。
伊東医師
「まぶた、眼瞼(がんけん)に塗るクリームというのが出てきています。目のかゆみの症状に対して使うお薬で、これまでの目薬に代わるようなお薬になります。目薬と違ってクリームのお薬は1日1回、目に塗っていただくことで使用することができます。まぶたに塗ったお薬が徐々に吸収されることによって1日効果を発揮するといわれています」
この薬は風呂上りや寝る前に1日1回、目の周りに塗ることで成分が浸透し、効果が表れるというものです。
伊東医師
「日に何度も目薬をさすのが難しい方ですとか、そもそも目薬をさすのが苦手だという方もおられますので、そういう方にとってはいい治療法かと思います」
耳鼻科を受診し、症状にあわせた薬の選択を
毎年花粉症に悩まされる人の中には、いつも同じ薬という人も多いのではないでしょうか。
伊東医師
「やはり花粉の飛ぶ量によって症状も変わってきます。例年と同じお薬を使うというのもけっして悪くはないんですけども、その年によって、症状の程度にも違いはありますので、できれば耳鼻科などを受診していただいてその時の症状にあわせて、お薬を選択していくほうがいいかと思います」
花粉症の治療には根本的に体質を変えて、花粉に反応しないようにする「アレルゲン免疫療法」もあります。関心がある人は医師に相談してください。