【股関節の痛み】手術は年間約7~8万件 人工関節の耐久性は?整形外科医に聞く簡単予防体操【いっちゃん☆メディコ】
4~50代女性に多い股関節の痛み。その多くが「変形性股関節症」という病気です。そのままにしておくと歩きにくくなるなど生活の質が下がります。
股関節の痛みの治療と予防について、富山大学整形外科 助教の伊藤芳章医師に聞きました。
(2025年12月8日放送。情報はすべて放送時のものです)
伊藤医師
「最初は違和感みたいなものを感じていて、年数が経つにつれ、痛みが出てきたというふうに言われる方がいらっしゃいます」
「変形性股関節症」生活への支障は?
股関節の痛みは多くが「変形性股関節症」で中高年以上の女性が患者の多くを占めます。
階段の上り下りがつらい、痛みがあるため小股で歩く、足の爪切りができないなど、生活に支障が出てきます。
治療法は?
どんな治療をするのでしょうか。
伊藤医師
「まず最初は、運動療法と生活指導というのが基本の治療ということになります」
運動療法の効果は?
運動療法、どんな効果があるのでしょうか。
伊藤医師
「運動療法というのは股関節の筋肉を鍛える、維持するということが重要になります。筋肉があるという状況になることで股関節というのは非常に安定感が増しますので、安定感が高まると痛みは軽くなっていくということがまず一つ言えます」
生活指導とは?
生活指導とは、どんなことをするのでしょうか
伊藤医師
「まずはやはり体重コントロールですね。体重を1キロ減らすだけでも股関節にかかる負担というのはだいたい3キロから4キロ分減らせるというデータが出ていますので、1キロでもいいから減らしましょうというふうにお話をしています」
人工関節の手術は年間約7~8万件
それでも改善せず、生活に大きな支障がでる場合は、股関節を人工関節にする必要が出てくるかもしれません。
伊藤医師
「人工関節の手術というと非常に大きな手術だと考えられるとは思うんですけれども、日本では現在、年間約7~8万件という非常に多くの手術がされているという手術になりまして、整形外科の手術の中では、最も痛みが取れて満足感の高い手術の一つというふうに言われています」
股関節の人工関節、耐久性は?
股関節の人工関節、耐久性はどうなのでしょうか。
伊藤医師
「昔ですと大体10年から20年くらいしたら部品交換しないといけないよという話も出ていたんですけれども、今現在はその心配はほとんどないというふうに考えられています。スポーツ復帰されるような方も多くなっているかと思います」
簡単で楽は予防法は?
股関節を傷めないために30代からできる簡単な予防法はないでしょうか。
伊藤医師
「お尻の筋肉を鍛えてあげるということが、非常に股関節を守る。足を開いたり、閉じたりということをして、運動するということが、よろしいかと思います」
お尻の筋肉を鍛える体操
先生に簡単にできる3つの体操を教えてもらいました。
伊藤医師
「生活の質を保ってですね、長く元気に歩けるということが、非常に重要なことですから、早めの対策が必要ということを、覚えていただきたいなと思っております。整形外科は、それをお手伝いできると思います」