【乳がん】10月はピンクリボン月間 ブレスト・アウェアネスで早期発見を!乳がんのリスク要因を専門医が解説【いっちゃん☆メディコ】
10月は「乳がん」について正しい知識と早期発見・早期治療の大切さを多くの人に知ってもらうための「ピンクリボン月間」です。
「乳がん」のリスク要因や早期発見するための生活習慣などについて、乳がん先端治療・乳房再建センター・副センター長 松井恒志(まつい こうし)医師に聞きました。
(2025年10月6日放送。情報はすべて放送時のものです)
松井医師
「10人に1人とか、9人に1人の女性が乳がんにかかるという風には今は言われておりまして、女性のがんの中では1番多いものになります」
2021年にがんと診断された女性の人数を「部位別」に見てみると、乳がんを示す「乳房」が突出していることがわかります。年間9万人以上もの患者が増えている「乳がん」。
どんな人が発症しやすい?
どんな人が発症しやすいのでしょうか。
特徴の一つが年齢です。
松井医師
「乳がんになりやすい、いわゆるリスクファクターというものですけれども、まず1番はやはり年代、40代から50代に多い女性のがんです」
乳がんは30代から増えはじめ、40代後半に最初のピークを迎えているのが分かります。
仕事や子育てに忙しい年齢の女性に多いがんとされています。
乳がんになるリスクが高い人の特徴は?
年齢のほかにも、乳がんになるリスクが高い人には特徴があるといいます。
松井医師
「閉経が遅い、あるいは初経が早い、つまり、エストロゲンと言って女性ホルモンに曝露している期間、つまり簡単に言うと生理の期間が長い方はリスクになりますし、同様に、妊娠、出産、授乳、こういったものの経験がない方もやはりリスクが高いと言われてます。
あと、最近ではやはり肥満とかという関係も言われておりまして、やはり肥満になってくると、乳がんの発症率っていうのが2倍にも3倍にも上がってしまうというふうな報告もあります」
食生活や生活習慣も影響する?
食生活や生活習慣も「乳がん」に結びつく要因になるといいます。
松井医師
「ファストフードあるいは高脂肪食ですね、脂質が多いものとか、極端に栄養価の高いものは1つの原因になるかと思いますし、生活面でも、やはり運動不足であったりとか、糖尿病であったりとか、高脂血症、そういったとこにも繋がってきますけれども、やはりそういったものを持っておられる方も多いのが特徴かと思います」
日ごろから意識してほしいポイントは?
食事や生活習慣の改善のほかに、日ごろから意識してほしいポイントがあるといいます。
松井医師
「やはり早期発見がまず第一かと思います。検診の受診を高めることで早期発見できて、乳がんの生存率の改善には当然ながらつながると思います。
ただし、やはり検診を受けたくない、あるいは受ける時間がないといったことで、どうしても検診を受けないこともあるかと思います。
そこで、これまでセルフチェックといって、ご自身の胸を触ってしこりがないかどうか確認する、変形がないかどうか確認する、そういったことを推奨していきました。
それは根本的には変わらないんですけれども、そういったものは最近ではブレスト・アウェアネスという概念に変わってきてます」
ブレスト・アウェアネスとは?
ブレスト・アウェアネスとはどのような考え方でしょうか。
松井医師
「今の自分の胸の状態を知りましょう、チェックしましょうという形です。毎日そういった形で乳房に意識を置いてチェックすることで、その変化に早く気付きやすい。がんを見つけようとすると怖くてですね、触らないという可能性もあります。そうではなくて、自分の体を知るということを重視してやっていくっていうのが、ブレスト・アウェアネスの概念であります」
日ごろから自分の胸の状態を知るために、着替えや入浴、シャワーの時などに、鏡で乳房のカタチを見たり実際に触ったりしてみましょう。
そして、しこりや皮膚の凹みなど、胸の異変に気が付いた時は、なるべく早く医療機関へ相談してください。
松井医師
「良性の腫瘍であったりとかですね。全く異常がないこともありますので、あまり臆せずですね、病院の方、受診していただけたらという風に思います。乳がんというものは、早期発見すればやはりほとんどの方が治る病気がありますので、ブレスト・アウェアネスあるいは検診を活用して、ぜひ早期発見に努めてもらいたいと思います」
ブレスト・アウェアネスの4つのポイントは、
・自分の乳房の状態を知る
・乳房の変化に気をつける
・変化に気づいたら、すぐ相談
・40歳になったら、2年に1回乳がん検診を受ける、です。
早期発見のため、自分でできることに取り組みたいですね。