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お知らせ (最終更新 10.09 08:37)

いっちゃん☆メディコ

放送日時
毎週月曜放送(「いっちゃん☆KNB」内)

【すい臓がん②】コンバージョン手術とは?すい臓がんの最新治療法を医師が解説

9月は「がん征圧月間」です。

 

すい臓がんは5年生存率が10パーセント以下となっていて、悪性度が高いがんといえます。

 

すい臓がんの治療について、富山大学附属病院 消化器・腫瘍・総合外科 特命講師の吉岡 伊作医師に聞きました。

 

(2025年9月1日放送。情報はすべて放送時のものです)

吉岡医師

「みぞおちの痛みとか不快感、あとは体重の減少、黄疸と言って、特に目の白い部分とか、皮膚が黄色く変色してきたり、尿 おしっこが黒っぽくなってくるとか、そういった症状がきっかけで病院に来て、検査が行われて、すい臓がんが見つかるといったことがあるかと思います」

 

 

すい臓は胃の後ろにあって見えにくいため、通常の検査では発見が難しいのが特徴です。進行が早く、周りに血管や臓器が多いため、進行すると手術が困難になります。

吉岡医師

「ある程度の大きさのすい臓がんを見つけるというのが一般的な健診では難しいがんだと思います。ですから、見つかったときには7割から8割の人はもう手術ができないような、非常に進行したがん、そういうので見つかる方がとても多いがんです」

すい臓がんが見つかったら…

すい臓がんは5年生存率が、ほかのがんに比べて低いがんです。

すい臓がんが見つかった場合、どうしたらいいのでしょうか。

 

 

吉岡医師

「いろいろな臨床試験を含めたデータから、今は手術できる方に対しても、すぐには手術をしないで、手術を遅らせてでも1か月半程度の抗がん剤をしてから手術をするという方が生存率がいいというのが明らかになっていますので、抗がん剤をして手術をする、手術が終わった後も再発予防の内服の抗がん剤を半年するというのが、今の標準治療になっています」

すぐに手術をしなくても大丈夫なのでしょうか。

 

 

吉岡医師

「手術をしないで先に抗がん剤をやるということで驚かれる方がいるんですけれども、術前化学療法、術後化学療法することで、5年生存率という数字はかなり上がっていますので、単独よりも10パーセント前後ほどは上がるというデータは臨床試験のデータであります」

医学の進歩で、手術が可能になるケースも

すい臓がんは手術できるケースが、少ないのではなかったでしょうか?

 

 

吉岡医師

「近年、非常に効果を発揮する抗がん剤がありますので、診断時には手術できない方が縮小してきて、それは何か月も、あるいは1年以上かかることもありますけれども、当初、手術できない方が手術できるようになるというケースは、近年、珍しくはなくなってきた感じがあります」

抗がん剤の進歩と手術技術の向上で、これまで手術ができなかった人が

手術できるようになってきているようです。

 

 

吉岡医師

「お薬の進歩で、がんが縮小することは珍しくないし、その中で一定の条件をクリアした方には手術ができる、そういう手術を、コンバージョン手術という言い方を我々はしますけれども、手術できなかった方が手術できるようになって、きれいにとれて、何年もお元気に生きておられる方は最近たくさんいらっしゃいます」

コンバージョン手術とは?

コンバージョン手術とは、どのような手術なのでしょうか。

 

 

吉岡医師

「抗がん剤が効いて縮小した場合にやる手術なんですけれども、抗がん剤がかなり長期的に投与された方でもありますし、縮小したとはいえ、通常のすい臓がんより、がんの広がりは広いので大手術になります。重要な血管を一緒にとってきて、その血管をつなぎ直すという、そういうかなり専門的な技術が必要になります」

すい臓がんは悪性度の高いがんですが、医学も確実に進歩しています。

 

 

吉岡医師

「病名を告げられると、非常にショックの大きい病気の一つだろうと思うんです。ただ、治療の進歩というのは確実にあって、手術できない方でも、みんながみんなではないんですけれども、その中で手術ができるような方というのは確実に最近はいますので、根気よく治療を続けていただくというのが大事なことかなと思います」

 

 

すい臓がんが心配な方は、まずは、かかりつけ医に相談し、気がかりなことがあった場合は早めに検査を受けるようにしてほしいと吉岡医師は話していました。

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