警報レベルの患者数が続く「リンゴ病」妊娠している人は要警戒・「食中毒」の予防法を医師が解説【いっちゃん☆メディコ】
警報レベルの患者数が続いている伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)・「リンゴ病」と、夏場に注意が必要な「食中毒」。
この2つの感染症について、富山大学附属病院 感染症科准教授の長岡健太郎医師に聞きました。
(2025年6月16日放送。情報はすべて放送時のものです)
妊娠している人は要警戒「リンゴ病」
長岡医師
「感染してからはですね、お熱が出て、ほっぺが赤くなるっていうことが代表的な症状になるんですけれども、基本的には自然とですね、1週間程度で治る病気にはなるんです」
伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)・「リンゴ病」は、ほおが赤くなる1週間から10日前には、微熱や風邪のような症状が見られ、この時期が最も感染力が高くなります。
この病気で注意が必要なのは、妊娠している人です。
長岡医師
「リンゴ病はですね、一番のポイントは、妊婦さんにうつしてはいけない感染症ということになります。妊婦さんがかかってしまうと、お腹の赤ちゃんに影響が及んでしまうリスクがありますので、感染しないようにという心がけが重要になってきます」
リンゴ病は4月に警報レベルを超えて以降、増加傾向が続いていて、先週は定点医療機関あたりの患者数が4.69人となり最多となっています。
リンゴ病の感染力は?
この病気の感染力はどのくらいでしょうか。
長岡医師
「感染力はコロナやインフルエンザと比べると、ぐっと低くはなるんですけれども、至近距離でマスクをしないでですね、会話するなどするとうつる。そういう感染力になります」
「リンゴ病」の予防法は?
妊娠中に兄弟にリンゴ病を疑うような症状が出たときは、どうしたらいいでしょうか。
長岡医師
「絶対にかからないようにするってことが難しいんですけれども、家の中でもマスクをする、家の中で手を洗う。あとですね、お子さんとなるべく部屋を分ける。こういった試み、出来る限りやってみてください。うつるにしてもですね、ダメージを半減させることができますので、そういった取り組みの積み重ねが重要になります」
夏場は食中毒に要注意!
これからの時期に注意が必要なのが食中毒です。
長岡医師
「細菌による食中毒に注意が必要です。具体的にはサルモネラですとか、カンピロバクターといった生肉、生卵、魚などについてくる、そういったバクテリアのですね、食中毒に注意が必要かと思います」
食中毒を防ぐには?
これからのシーズンは、サルモネラやカンピロバクターといった細菌による食中毒が多くなります。生ものを常温でそのままにしておく、バーベキューなどで生肉を触った箸で食事をしないといったことを心がけましょう。
長岡医師
「食事に心当たりがなくて、本当に食中毒なのかなっていって、重症化されて病院に来られる方も少なくないんですね。おそらく食事由来で、敗血症になって重症化し、病院に入院される方も未だにいらっしゃるんです」
食中毒から身を守るにはどうしたらいいのでしょうか。
長岡医師
「あれ?おかしいなと思った場合、その食べ物を残すという勇気を持っていただければと思います。これはあまり一般的に知られてないかもしれませんが、食中毒の重症化した方の中にですね、その食事を半分にしたということで命を救われたと、重症化を免れたというケースも少なからずありますので、食べる量はとても大事になります」
長岡医師によると、食中毒で受診した人の中には「いわれてみればあの食品が、おかしかった」というケースが少なくないということです。
味や匂いで、少しでもおかしいと感じたら、食べないようにしてください。
食中毒の代表的な症状は下痢や腹痛、嘔吐などです。2日たっても立って歩けない、熱が下がらないときは受診を考えてください。