【PMS(月経前症候群)】薬の服用の仕方は?社会の理解も必要?対策や向き合い方を医師が解説 【いっちゃん☆メディコ】】
月経前の心と体の不調「PMS」=「月経前(ぜん)症候群」の対策や向き合い方について、吉本レディースクリニックの吉本裕子院長に聞きました。
(2025年6月2日放送。情報はすべて放送時のものです)
吉本医師
「つき物が落ちたように、急に生理が来たらイライラがふっとなくなっちゃったりとか、すごく体が重くてだるいなっていうのが、急に快調になったり、ちょっと頭が重いような、こう、頭の上に重しが乗ったような、そういう症状なんかは、急に軽くなるって言われてるので」
月経が始まる前の3日から10日間ぐらい続く、頭痛やイライラといった不調、PMS(月経前症候群)は、一般的に月経がはじまると症状が軽くなるといわれています。
しかし、月経が始まると今度は生理痛に悩まされ、月の半分近く、心身の不調を感じている人もいます。
対策はあるのでしょうか。
PMSの対策は?
吉本医師
「まずは基礎体温とかつけたり、自分の手帳に自分の周期を自分でこう把握して、その時期はなるべくこう、今はちょっとイライラしやすいから、自分でもちょっと気をつけようとかですね。便秘にもなりやすいから、ちょっとこの時期は、便がちょっと緩くなるお薬を早めに飲んどこうとか、そういうちょっとした、自分の対応でなんとかなるんだったら、そういうちょっとしたことでコントロールしていけばいいかなと思います」
体調管理も大切
適度な運動や食物繊維を意識した食事、ビタミンB6といったサプリメントを摂取するなど体調管理も大事だといいます。
症状が重い場合は、薬による治療法も
それでも症状が重い場合は、薬による治療法があります。
吉本医師
「低用量ピルと呼ばれるピルを飲むと、ホルモンのこの波がですね、こういう波なのが、もうちょっとこう緩やかになるので、生理前の体調不良もそれほど激しくなくなるっていうのはありますし、あとは漢方薬とか、気持ちの落ち込みやすい人は、ちょっと抗うつ薬とか、気持ちが落ち着くような精神薬のお薬を、ちょっとその時期だけ内服すると、効果があるかなと思います。だいたい産婦人科に来られればどこでも対応できますし、あとはもうその漢方薬の先生方にもご相談されるっていうのはいいのかなと思います」
ピルのなかには、月経の回数を3か月に1回と周期を延ばすことができる服用法もあり、吉本院長は自分に合ったやり方を見つけ、PMSの症状を和らげてほしいと話します。
吉本医師
「生理って女性にとってはなくてはならないというか、無くすのはなかなか難しいものなんですが、長い人生の中で生理とこう、上手に付き合ってく、そのためにちょっとピルを飲んだりとかするのも1つですし、自分のせいだとか、自分がおかしいとか思うんじゃなくて、やっぱりそのホルモンをちょっとバランスを整えるっていうことは医療的には問題なくできるので、ぜひ受診していただけたらなと思います」
PMSに対する社会の理解も必要
さらに、PMSについて社会の理解も必要だといいます。
吉本医師
「職場とかそういうところにもこのPMSっていうものの存在がもっと広まればいいのかなと思いますし、やっぱりホルモンなのでコントロールできるものではないところもあるから、それはやっぱり女性特有の仕方のないあるべき症状だからというご理解がいただければいいのかなと思います」
会社では誰にも相談できない、したくない人が約60%
ある調査では、PMSの症状を自覚している女性のうち、仕事への支障などを考え、会社で相談できないと答えた人が多数を占めた一方、企業が取り組むべき課題として捉えている人も6割に上りました。
吉本医師
「職場の皆様もそういうので、休むのをずる休みとかそういう解釈ではなく、やっぱり生理前ほんとに体調が悪くなる、この方はそういう体質なんだなという理解をちゃんとしていただいて、ある程度やっぱり休むとか、早く返すとか、そういう対応していただけると女性の方は働きやすいかなと思います」