【PMS(月経前症候群)】自律神経の不調やストレスも影響 症状や特徴を医師が解説【いっちゃん☆メディコ】
女性の皆さんの中には毎月、月経前になると体がだるく感じたり、眠れない、イライラしたりといった症状に悩んでいる人はいませんか?
それは「PMS」=「月経前(ぜん)症候群」かも知れません。PMSの症状や特徴について、吉本レディースクリニックの吉本裕子院長に聞きました。
(2025年5月26日放送。情報はすべて放送時のものです)
吉本医師
「生理が始まればみんなに起こりうる症状なので、高校生とか中学生からも、やっぱり生理前になると体がだるくて動けないっていう子は中にもいますし、閉経まで続く人はずっと続きますね」
PMS=月経前(ぜん)症候群とは?
PMS、月経前(ぜん)症候群は、生理・月経の始まる前の3日から10日間ぐらい続く心と体の不調です。
吉本医師
「大体は生理前に気持ちが悪くなったり、頭が痛いとか、体がむくむとか、体がだるい。あとはすごく気持ちが落ち込んじゃったり、イライラしたり、それで周りの人と人間関係がうまくいかなくなることがあったりとかするというのを悩みに来られる方が多いかと思います。6、7割の方が月経前症候群という症状を自覚しているという風に言われてます」
症状は人によって様々
症状は人によって様々です。
腹痛や頭痛、眠気といった身体的な症状のほか、イライラ、気分の落ち込み、不安感があるといった精神的な症状が複合的に起こりますが、月経が始まると症状が軽くなるケースが多いとされています。
吉本医師
「寝込んじゃう人もいますし、大爆発しちゃって、旦那さんと人間関係悪くなって落ち込んじゃう。あと、お子さんにやっぱりイライラして、ちょっといつもよりも強く当たっちゃって、なんでこんなに自分は強く当たっちゃったんだろうって自分を責めてたら、生理が来て、生理前だったから、自分はこんなにちょっとイライラしてたんだなって」
PMSが仕事に影響した経験は?
ある調査では、「PMSの症状」が原因で仕事の退職を検討、または実際に辞めた女性がおよそ6割にも及ぶというデータがあります。
PMSの原因はなに?
多くの女性が悩まされている月経前の心と体の不調。原因は一体何なのでしょうか。
吉本医師
「排卵後になるとプロゲステロンっていう女性ホルモンが体から出るようになるんですけど、そのホルモンが出てるぐらいの時期が1番その、体調が悪いって言われているので、おそらくプロゲステロンが1番の原因だなというふうに言われています」
女性の身体では妊娠準備のため、毎月、2種類の女性ホルモンが大きく増えたり減ったりします。
PMSは、こうした女性ホルモンの変動に加え、自律神経の不調やストレスといった要因も重なりあっているとされています。
PMSになりやすい人にはいる?
PMSになりやすい人に特徴はあるのでしょうか。
吉本医師
「みんな大体同じぐらいの量しか出ないので、量がすごく多いからしんどいとかではなくて、やっぱりそのプロゲステロンに対して、その人がどれぐらい感受性っていうか、反応するかしないかっていうところなので、出ている量はあんまり関係ないです」
症状がひどいケースとは?
妊娠・出産を経て久しぶりに月経が来た女性や、月経が来るようになって間もない「思春期の子ども」も急な変化に体がついていけず、PMSの症状がひどくなることがあるといいます。
吉本医師
「やっぱりハードな方だと、自分を責めてしまうような症状が、自分ではコントロールできずに起きてしまうってことはあるので、そこはホルモンがもたらしている現象なので、自分が悪いとか思う必要はないと思うので、他の人よりも激しい症状があるってわかった時には、早めに相談に来ていただけたらいいかと思います」
PMSのうち、不安感や抑うつ・怒り・悲しみなど精神的な症状が重く、日常生活が困難な場合は、月経前(ぜん)不快気分障害=PMDDと言われています。
こちらも月経開始とともに症状が軽くなりますが、月経が始まって数日以内に症状が改善されない場合は、「うつ病」などの可能性もあるので、医療機関を受診してください。