70代の50%が「白内障」早期発見のポイントは?加齢による目の病気「加齢黄斑変性」にも要注意【いっちゃん☆メディコ】
目の老化と病気。今回は、高齢になるに従い増加する、白内障と・加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)について、富山大学附属病院 眼科教授の林篤志(はやし あつし)医師に聞きました。
(2025年4月14日放送。情報はすべて放送時のものです)
林医師
「白内障は眼の中の水晶体が濁ってきて見えにくくなるというものですけども、これは年齢の変化で、どの方も多少の濁りは出てくるんですが、個人差があって強く濁ると見えにくくなります」
目の中にある水晶体は、ピントを合わせる働きをします。
この水晶体が濁ることで見えにくくなるのが「白内障」です。
白内障の割合は、80代で100%
どれくらいの人が、この病気になるのでしょうか。
林医師
「年齢によっては70代で50%ぐらいだと思います。80代だと100%に近い。視力は下がっていないんだけども、光が、例えば5年前とか10年前に比べるとすごくまぶしく感じるようになってきたという時に、白内障が出てきている可能性があります」
白内障に気が付くきっかけは?
白内障に気が付くきっかけは、なんでしょうか。
林医師
「例えば、自分の子供さんとか、若い方が全然普通なんだけれども、自分だけまぶしく感じているというようなことがあると、それはやっぱり自分はまぶしく感じてるんだなって思うと思うんです。他の人と比べてというところが、あるんじゃないかなと思います」
白内障の治療法は?
どんな治療があるのでしょうか。
林医師
「白内障の治療は基本的には手術で行うということになりますが、白内障の手術もかなり前から進歩してきて、非常に安定した手術になっています」
白内障の手術は…
どのような手術なのでしょうか。
林医師
「手術の時の麻酔は目の周りの麻酔だけを行います。で、眼の中の水晶体の濁りを取るわけなので、目の上の部分、あるいは横の部分を一部切りまして、それで水晶体の中身を取るという手術をして、その後、透明な人工のレンズを入れるという手術をして終わるということになりまして、時間としては20分程度ということになります」
「加齢黄斑変性」は、どんな病気?
ほかにも、加齢による目の病気で代表的なものに「加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)」があります。
林医師
「加齢黄斑変性という病気は、もともと(網膜の)血管がないところに余分な血管が生えてきて、その血管から出血したり、血液の成分が染み出したりして網膜が腫れたりするんですね」
加齢黄斑変性の症状は?
どんな症状がでてくるのでしょうか。
林医師
「症状としてはまっすぐの線が歪んでみえると、片目ずつ起こってきますので、両目を開けてるとわかりにくいということはよくあります」
受診のきっかけは?
受診のきっかけは?
林医師
「やはりなんとなく見えにくい感じがあったんだけど、あるときたまたま片目を閉じてみたらおかしく見えた。だから来ました、とおっしゃる方が多いですね。それなので両目であけて見てるとあんまり気づかないんだけど、何か違和感があるというときに、たまたま片目をつぶってみると、やっぱりおかしかったということで、来られることが多いですね」
加齢黄斑変性の症状は?
どんな治療をするのでしょうか。
林医師
「目に注射をするという治療が一般的です。目に注射をしますよと、患者さんに言うとですね、驚かれることが多いんですけども、ちゃんと麻酔をしてやりますし、痛くはないんです。最初3ヶ月間は毎月行って、2ヶ月、3か月に一回ずつぐらい打つこともあります。間隔を伸ばせるようになってきている薬も出てきていますので、そういう意味で、注射の回数そのものも減らせるようになってきていると思います」
まぶしい、歪んで見えるなどの違和感がある人は『アイフレイルチェックリスト』で検索し、目の状態を確認するのも一つの方法です。
もし、気になる結果が出たら受診を考えてください。