【ぎっくり腰】予防法はある?整形外科医がすすめる運動とは?【いっちゃん☆メディコ】
「ぎっくり腰」の予防法はあるのでしょうか?
また、ぎっくり腰に限らず「じわじわ痛い」などの症状が続いている人は注意が必要です。
富山大学附属病院・整形外科・教授の川口善治(かわぐち よしはる)医師に話を聞きました。
(2025年3月10日放送。情報はすべて放送時のものです)
川口医師
「ぎっくり腰の本来の対応の仕方というのは、痛みが我慢できる範囲で、できるだけ動いていただく、そういうのが必要であるという風に言われています」
ぎっくり腰は不意な動作や朝、前かがみになった時に起きることもあります。なった場合は、しばらく安静にし、動けるようになったら、少しずつ日常生活に戻るようにするのが大切です。
日常生活で気を付けることは?
日常生活ではどんなことに、気を付けたらいいでしょうか。
川口医師
「ぎっくり腰でちょっと困ったと言うような方がいらっしゃいましたら、その姿勢というのを覚えておいていただいて、その姿勢になる時に少しゆっくり体を持っていくとか、心して、そういう姿勢を取るようにしていただいた方がよろしいんじゃないかと思います」
重い荷物を持つときは何に気を付けたらいい?
重い荷物を持つときはどうしたらいいでしょうか。
川口医師
「ぎっくり腰はですね、やはり不意の動作で起こりますよね。ですから、荷物を持つ時に、例えば腰をかがめるような形で、くっと持ち上げると、当然腰に非常に強い負担が加わってしまいます。その時はですね、膝を曲げてちゃんと準備をして、それから少しずつ持ち上げるといったようなことで、予防になるのではないかなというふうに思っております」
ぎっくり腰にならないようにする方法は?
ぎっくり腰を確実に避ける方法はあるのでしょうか。
川口医師
「決定的な方法は実はないと言わざるを得ませんけれども、普段からやっぱり運動を心がけていただいて、運動不足にならないというのが一番のぎっくり腰を予防する方法ではないかというふうに私は思っております」
どんな運動をすればいい?
普段から運動習慣がない人は、どんな運動から始めたらいいのでしょうか。
川口医師
「特にお腹の筋肉、腹筋ですよね。それから背中の筋肉・背筋、これを伸ばしたり縮めたりする運動はありますけども、私が一番大切だと思うのは、ウォーキングですね。1日20分から30分ぐらい、普段からウォーキングをして筋肉をほぐしておくという姿勢が非常に重要だと思っています」
気を付けたい「危険な腰の痛み」とは?
「ぎっくり腰」に限らず、寝ているときなど安静にしているときに、腰の痛みが続くときは要注意です。
川口医師
「例えば、ぎっくり腰というのは、通常は1週間から10日でほとんど何もなかったように良くなります。しかし、これが3週間も4週間も、例えば数カ月も続くといったような時には、これはやはり整形外科を頼っていただいて、1度診断をしていただく必要はあると思います」
どんな病気の可能性があるの?
どんな病気の可能性があるのでしょうか。
川口医師
「じわじわじわじわ痛いとか、それからよく眠れないというような、いわゆる安静時にも痛みが出る場合があります。例えば、頻度としては非常に少ないですけども、椎間板という軟骨にばい菌が巣食っているとか、それから背骨の骨に転移性の脊椎腫瘍といいますが、ガンが転移してるとか、そういうような命取りになるような病態もありますので、それは非常に注意が必要だと思います」
危険な腰の痛みは…
ほかにも、こんな症状がある人はいないでしょうか。
川口医師
「腰だけではなくて足にビーンと電気が走るような痛み。こういうのがあると、例えば腰椎椎間板ヘルニアとか、それから腰部脊柱管狭窄症という神経の通り道が非常に狭くなった時に出るような病気というのもありますので、足の痛みがあるなと思われるような方も整形外科を頼っていただければと思います」