原因は不明!?【ぎっくり腰】動けるようになるまで楽な姿勢で安静に!【いっちゃん☆メディコ】
突然、腰に激痛がはしり動けなくなることから「魔女の一撃」とも言われている「ぎっくり腰」。
富山大学附属病院・整形外科・教授の川口善治(かわぐち よしはる)医師に聞きました。
(2025年3月3日放送。情報はすべて放送時のものです)
川口医師
「ストレッチャーというベッドに乗ってこられるんですけど、ちょっと動いただけでもすごく痛いというふうなことを言われて、ほとんど動けないというような方も中にはいらっしゃいました」
重い物を持つとぎっくり腰になるの?
ふいにやってくる腰の激痛「ぎっくり腰」。
重いものを持った時になるイメージがありますが、力仕事の人に多いのでしょうか。
川口医師
「必ずしもですね、重労働の方がぎっくり腰が多いというわけではないと思います。通常の方も特に重労働をしていない方でもぎっくり腰になるような可能性は高いと思われます」
ぎっくり腰はどんな時に起きやすい?
動けなくなるほど痛い「ぎっくり腰」。どんな時に起こりやすいのでしょうか
川口医師
「よく言われるのは、成人の男性、女性に限らず、朝起きたときに、ぎくっとするのがぎっくり腰ですよね。例えば歯を磨こうとしてちょっとかがんだ時、腰を曲げて顔を洗う、こういう姿勢の時に急にびくっとした痛みが起こるというようなことを言われますので、おそらく腰の、この前屈と言いますから、少しかがんだ時、こういう姿勢がぎっくり腰を起こしやすい姿勢だというふうに言えると思います」
ぎっくり腰の原因は?
ぎっくり腰はどうしてなるのでしょうか。
川口医師
「腰にはですね、椎間板とか、それから関節とか靭帯とか、もちろん骨もありますけども、そういうところが痛みの原因ではないかというふうに言われているんですが、科学的に証明できたものっていうのはありませんので、今、ぎっくり腰はまだ原因不明であるというふうに言わざるを得ないというのが現状ですね」
ぎっくり腰になったときはどうしたらいい?
ふいになる「ぎっくり腰」。どう対応したらいいのでしょうか
川口医師
「基本的にはですね、ぎっくり腰、痛みの強いときは安静が必要だと思います。心配なので動かない、動かないと、なおさら筋肉が固まってしまうという悪循環になってしまいますので、もちろん心配なのはわかるんですけども、動けるかな、どうかなと思いながらでも少しずつ動いて、日常生活をできるだけ早い段階で取り戻したほうがいいと思います」
ぎっくり腰になったら動けるようになるまで安静が大事です。
ではどんな姿勢で過ごせばいいのでしょうか。
川口医師
「ぎっくり腰の時に患者さんは少し膝を曲げて腰をかがめて寝られるようなことが多いです。ですので、おそらく腰を少しかがめて膝を曲げることによって腰の筋肉は和いでいるんじゃないかと思いますので、そういう姿勢で痛みを感じなくなるようなこと、これが一番大事なんじゃないかと思います」
少しでも早く楽になれる姿勢はないのでしょうか。
川口医師
「痛みを感じなくするような姿勢というのが、人によって様々だと思うので、神様が、こういう姿勢をしなさいよというようなことを言っているようなものなので、特に決まりはないと思います」
ぎっくり腰はどんな治療?
なるとつらい「ぎっくり腰」。
受診した場合、どんな治療になるのでしょうか。
川口医師
「整形外科の医師は痛み止めの薬、それから湿布等々を処方されると思います。もちろんそれはですね、痛みを軽減させる意味では非常に効果がありますので、服用されるといいと思います。ぎっくり腰というのは急に痛みが出て、その後だんだんだんだん落ち着いていくというふうに考えられた方がよろしいので、痛みが非常に強いときは、お薬などを短期間飲む、服用するといったようなことがいいと思います」
ふいに激しい痛みに襲われる「ぎっくり腰」ですが、動けるようになるまで、楽な姿勢で安静にし、動けるようになったら少しずつ動くようにするか、整形外科を受診するようにしてください。