【関節リウマチ②】早期発見が重要!健康診断にリウマチ検査を加えてほしい職場とは?【いっちゃん☆メディコ】
「関節リウマチ」かもしれないと思っても、日々の忙しさから、病院に行くのを後回しにしている人も多いのではないでしょうか。
関節リウマチの診断や治療について、富山大学附属病院 第一内科 教授の加藤 将(かとう まさる)医師に聞きました。
(2024年12月9日放送。情報はすべて放送時のものです)
加藤医師
「患者さんの中には、本当に痛みが強くて、もう腕をちぎってほしいっていうようなことをおっしゃった方すらいらっしゃいますので、相当な痛みの程度というふうに思います」
「関節リウマチ」は免疫に異常が出て、間違えて自分の細胞や組織を攻撃してしまうことで炎症が起き、関節に痛みや腫れが出てくる病気です。
富山県内では、およそ1万人がかかっているとみられていて、30代から50代の女性に多く発症しています。
初期の症状としては、朝起きてすぐは手が開きにくいといった「朝のこわばり」がありますが、30分ほどで消えてしまいます。
加藤医師
「朝のこわばりがあっても、例えば朝の食事の支度とかですね、これはもう本当に毎日しなければいけないということで、場合によっては非常に無理されてっていう方もいらっしゃるのかなと思います」
関節リウマチの検査は痛い?
診察ではどんな検査をされるのでしょうか。
加藤医師
「リウマチの検査ですね。特に痛みは伴いません。まずレントゲン、これが一番重要です。それから最近は関節の超音波エコー検査をよく行います。それからもう一つが血液検査です。これはもちろん針を刺すときには痛みが生じますけども、関節リウマチの検査がとりわけ痛みをともなうってことはございません
関節リウマチに注意したほうがいい人は?
この病気、注意したほうがいい人はいるのでしょうか。
加藤医師
「関節リウマチの発症のきっかけとなる。例えば喫煙をしてらっしゃる方、それから歯周病を患っていらっしゃる方ですね。こういった方は少し、そうでもない方より少し関節リウマチの発症ということを注意されたほうがいいかと思います」
手や指をよく使う仕事の人は発症しやすい?
手や指をよく使う仕事の人は発症しやすいのでしょうか。
加藤医師
「例えば指を使う、あるいは手を使う、そういった業務をされている方はですね、これは関節リウマチを発症しやすいというわけではありませんけれども、仮に関節リウマチを発症した場合にですね、仕事がもしかしたら続けられなくなるなってしまうという可能性があります。ですからそういう方はより早期発見、早期診断をいうことに少し意識をしていただければと思います」
関節リウマチの治療法は?
「関節リウマチ」はどんな治療をするのでしょうか。
加藤医師
「ここ20年ほどで非常に進歩しまして有効性の高いお薬がたくさん出てまいりまして、現在約20種類ものお薬が使うことができます。こういったお薬は発症早期に使うことで非常に高い有効性を発揮します。一方で発症して時間が経つとこの有効性が低下してくるということが分かっています」
早期発見のためには どうしたらいい?
「関節リウマチ」は早期発見が大事です。そのカギとなるのが、いち早く免疫異常に気が付けるかです。
加藤医師
「この免疫の異常を血液検査で調べることができるんですね、そして例えば人間ドックを受けられる際にですね、リウマチに関係する免疫異常があるかどうかというのを、症状がなくても調べるということは非常に重要です。これが関節リウマチを早く診断するきっかけになる可能性もあります」
加藤医師は「手や指をよく使い女性が多い職場には、ぜひ健康診断にリウマチ検査を加えてほしい」と呼びかけています。