【2024インフルエンザ】何が違う?新たな点鼻ワクチンと従来の注射ワクチン 予防接種のタイミングは?【いっちゃん☆メディコ】
冬に向けて注意が必要な感染症、今回はインフルエンザと新型コロナの傾向や予防について、富山大学附属病院感染症科の長岡健太郎准教授に聞きました。
(2024年10月28日放送。情報はすべて放送時のものです)
流行のピーク、感染のピークは?
長岡医師
「インフルエンザウイルスの流行のピーク、県内でも12月上旬から中旬ぐらいになるんではないかと予想されてます。新型コロナウイルスの感染のピークはおそらく年明け1月中旬頃になるんではないかなと予想されてます」
インフルエンザと新型コロナ、特徴の違いは?
インフルエンザと新型コロナの特徴の違いは何でしょうか。
長岡医師
「インフルエンザと新型コロナウイルスの特徴の最大の違いは、重症化する年齢層になります。インフルエンザウイルスは小児、そして新型コロナウイルスは高齢者、特に基礎疾患をお持ちの高齢者の方がですね、重症化する、このような注意が必要と言われております」
受診(検査)するタイミングは?
インフルエンザも新型コロナも発熱がありますが、検査を受けるタイミングがポイントです。
長岡医師
「発熱してから12時間あけてですね、検査を受けていただくことをお勧めします。体の中でウイルスがですね、十分増えて、検査で見つかる状態になるまでですね、12時間ぐらいかかると。特にインフルエンザの方はそのように言われてますので、早すぎるタイミングで病院受診すると、検査が空振りになってしまう」
感染力の違いは?
感染力に違いはあるのでしょうか
長岡医師
「新型コロナウイルスはインフルエンザの100倍ぐらいあるかなと未だに考えられてますし、それは実感するとこですね。新型コロナウイルスはですね、発熱した時点ではですね、既に周囲にかなり感染が広がってるケースが多いです。一方で、インフルエンザになった、熱が出たという場合でもですね、マスクを着用する、部屋を分けるということで、ご家族の方にうつさないようにするということがある程度可能です」
予防接種のタイミングは?
感染予防に重要なのが予防接種です
長岡医師
「新型コロナウイルスのワクチンを受けていただく。特に高齢者で基礎疾患をお持ちの方はですね、なるべく受けていただく必要があると、インフルエンザワクチンに関しては、ここ1、2年は少し早まってますので、できれば11月中にですね、インフルエンザワクチンを受けていただくことをお勧めしてます」
インフルエンザの新しいワクチンとは?
インフルエンザの予防接種について、新しいものが使えるようになりました。
長岡医師
「はなから接種するインフルエンザのワクチンがこの秋から使われるようになっております。両方の鼻に接種して、鼻で免疫を作る、こういうワクチンになります。生ワクチンをですね、鼻の中に入れて噴霧します。で、もう一つの鼻の方にも噴射すると。これでおしまいです」
これまでのワクチンと何が違う?
このワクチンの対象は2歳から19歳未満となっています。
これまでの注射による予防接種と効果に違いはあるのでしょうか?
長岡医師
「もう既に10年以上欧米で使用されて実績のあるワクチンになってます。その重症化ですとか、あるいは発症を抑えるという観点での効果は皮下注射と同じぐらいと言う報告がいくつか出されております。生ワクチンであると言うことで、鼻に直接噴霧するということで、局所免疫が強力に作られるということが長持ちする基準の一つと考えられています」
これまでの注射によるワクチンは、ウイルスの感染する能力を失わせ不活化したものを、鼻から接種するワクチンは、ウイルスの毒性を弱めた生ワクチンを使っています。
長岡医師
「このワクチンのメリットはですね、一つは痛くない、2つめがですね、ワンシーズン通して効果が持つということになります。一方でデメリットはですね、このワクチン自体が生ワクチンで、製剤の中に卵の成分も入ってるということもありますので、体質によってはですね、お勧めできない場合もあるんですね。接種するかどうかは最終的には医療機関でご相談の上、ご判断いただければと思います」
鼻から接種するインフルエンザワクチンは、必ず医師と相談してから接種するようにしてください。