北日本放送|KNB WEB|富山[ テレビ ]1ch/[ ラジオ ]AM738kHz/FM90.2MHz

いっちゃん☆メディコ

放送日時
毎週月曜放送(「いっちゃん☆KNB」内)

歯周病菌が全身に運ばれ様々な病気を引き起こす!?誤嚥性肺炎の原因となる細菌の多くは歯周病菌!ほかにも…【いっちゃん☆メディコ】

「歯周病」という言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、どんな病気が正しく理解していますか?

歯の病気と思われがちですが、近年、身体の病気ともかかわっていることがわかってきています。歯周病について、富山県歯科医師会常務理事の魚津公美(うおづ さとみ)医師に聞きました。

(2024年5月27日放送。情報はすべて放送時のものです)

歯周病とはどんな病気?

魚津医師

「歯周病と言いますのは、歯を支えている歯茎、そして骨、しかも骨と歯をくっつけてる歯根膜というものが壊れていく病気なんですね」

 

 

歯周病とは歯垢(しこう)の中の細菌によって歯肉に炎症を起こし、やがて歯を支える骨を溶かしていく病気です。歯肉が赤くなったり腫れたりしますがほとんどの場合、痛みがありません。

 

 

魚津医師

「歯周病は、1本だけ進むっていうことは稀でして、全体が一気に悪くなっていくんですね ですからもう来られた時は全部歯がグラグラで20本以上、歯を持っていらっしゃる、それを全部抜かなければいけないぐらい、もうこの歯でよく生活できたなというぐらい悪い方がおられます」

 

歯周病は、歯だけの病気じゃないの?

「歯周病」は、最近では身体の病気ともかかわりがあることが分かっています。

 

 

魚津医師

「歯周病は、歯茎の内側のところにある細菌が、歯茎を通して全身に回っていくので、体のあちこちに様々な病気を引き起こすと言われています」

 

 

歯周病菌は歯肉の毛細血管の流れに乗って全身に運ばれ、様々な病気を引き起こしたり、悪化させたりと、口の中だけではなく全身の病気につながっていくとみられています。

 

糖尿病や誤嚥性肺炎、動脈硬化、認知症や低体重児出産・早産のリスクが指摘されています。

 

 

魚津医師

「例えば糖尿病を例にとりますと、糖尿病は膵臓のインシュリンの働きが悪くなって起きる病気です、歯周病は歯茎の内側の炎症を起こしてる状態で、その炎症物質が体にまわるんですね、それが体にまわることでインシュリンの働きを阻害してしまって糖尿病が悪化していきます」

このほか誤嚥性肺炎の原因となる細菌の多くは、歯周病菌と言われています。また、歯周病菌が血管の壁に入り込んで、動脈硬化を促進していると考えられているほか、歯の本数が減ってかむ力が低下することで認知症につながる可能性も言われています。

 

 

魚津医師

「糖尿病、そして動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞、そして肺炎、低体重児早産、そして認知症など、100ぐらいの病気が因果関係があるって言われてますね」

歯周病は若い世代にも増えている!?

いまこの「歯周病」が若い世代に増えているといわれています。

 

 

魚津医師

「30代60代年齢を重ねるごとに歯周病っていうのが悪化してるっていうのが現状、そして10代の若い世代においても、やはりスマホで夜長い時間起きてて、何か間食をとったりすることで、非常に口腔内の状況が荒れて、若い方でも顕著な歯周病っていうところが見えてきてますね」

健康な状態の時からフォローアップを!

歯周病は痛みがないため、重症化するまで受診しないケースがあるといいます。

 

 

魚津医師

「歯周病は非常に痛みのない静かな病気ですから、いらっしゃる方は結構重症になってから来られる方が非常に多いです、もうあと5年早かったらとか、10年早かったらということを常々感じていますので、まず本当に健康な時からかかりつけの歯医者さんでしっかりとフォローアップしてもらう、指導してもらうってことが本当に大事だなって感じています」

このページをシェアする

おすすめリンク