薬剤師に聞いた!薬の飲み合わせには注意が必要?薬と相性の悪い食品がある?お薬手帳の間違った使い方とは?【いっちゃん☆メディコ】
病気を治すとき欠かせない「薬」ですが、薬との付き合い方を間違えているケースがあるそうです。
どういうことなんでしょうか?
富山県薬剤師会常任理事の橋場元(はしば・はじめ)さんに聞きました。
(2024年5月13日放送。情報はすべて放送時のものです)
橋場さん
「超高齢化社会というふうに言われていますので、年配の方がやっぱり増えてきています。複数の病院にかかったりとかですね、あと複数の薬を飲んでいるという方が増えています」
薬は病気を治すのに欠かせませんが、たくさん飲んでも大丈夫でしょうか?
橋場さん
「6種類以上とかですね、薬を飲んだ場合に副作用の発現率が高くなるというデータも出ております。複数の薬を飲むということはですね、副作用の発現率が高くなるということがありますので、我々としてはすごく慎重にチェックをしながらお薬を飲んでいただくという形になるのかなというふうに思います」
薬の管理で大事な「お薬手帳」使用時の注意点は?
薬の管理で大事なのが「お薬手帳」です。
「お薬手帳」とは、いつ、どこで、どんな薬を出してもらったかを記録してあるものです。
ただ、間違った使い方をしているケースがあるということです。
橋場さん
「A病院のお薬手帳、B病院のお薬手帳、お守り代わりに別々に持ってらっしゃる方がいらっしゃって、ある薬局では、Aのお薬手帳しかださない、あるところではBのお薬手帳しか出さないっていうようなケースもあって、それだとお薬手帳の意味をなさないので、ぜひお薬手帳は一冊にまとめていただきたいなと思います」
「お薬手帳」は1人に1冊が基本です。薬と正しく付き合うためにも
薬剤師や医師に見せてください。
橋場さん
「あれを見てですね、あそこの薬と薬、飲み合わせ悪くないかなっていうのをチェックできるという風なことがありますので、お薬手帳を忘れないようにぜひ薬局に持っていただきたいと思いますし、医師にも見せていただきたいなと思います」
薬との相性が悪い食品があるって本当!?
相性の良し悪しは、薬同士だけではないようです。
橋場さん
「お薬だけではなくて、サプリメントですとか、健康食品はたまた普通の食品であっても相性の悪いものってありますので、薬の数が増えれば増えるほど、その確率が高くなると」
例えば、どんなケースがあるのでしょうか?
橋場さん
「グレープフルーツジュースと相性のわるいお薬っていくつかあったりとかですね、あと、納豆が血液をサラサラにする薬と相性が悪いとかっていうことがあります。で、最近サプリメントで、納豆の成分が入っているサプリメントもあるんですね、で、納豆ではないけれども実は相性が悪かったというところがあります」
湿布薬を使用する場合にも注意が必要!?
気を付けないといけないのは、飲み薬だけではありません。
橋場さん
「湿布だからそれこそ、そんなに副作用は出ないだろうみたいな感覚をもっていらっしゃる方が結構いらしゃって、いやいや、湿布でも十分副作用が出やすかったりとか、ある湿布薬では2枚貼ったら飲み薬と同じぐらいの量が体の中に入るよっていう、そういった吸収率がいい湿布薬があったりしますので、あんまり簡単に考えないでほしい。お孫さんに渡すとかですね、お孫さんがスポーツしてなんか、打撲したとか、これ貼っておかれとかというのはよくありますね」
薬に関する悩み事がある場合は、薬剤師に相談を!
もらった薬が合わない場合はどうしたらいいんでしょうか?
橋場さん
「実はこのお薬飲んでなかったとかですね、飲みづらかった、とかですね、我々薬剤師は皆さんのそういった事情に合わせて薬を小さいものに変えたりとかですね、場合によっては先生に、患者さんが言いづらければ我々の方から医師に情報提供して、中止をしてくださいとか、変更してくださいっていうような提案ができますので、薬剤師にですね、その『実は…』というところをぜひお伝えいただきたいなというふうに思います」