ウォーキングや簡単な体操で肩こり解消へ しびれを伴う肩こりは要注意!その原因は⁉【いっちゃん☆メディコ】
多くの人が悩まされている「肩こり」ですが、しびれを伴う肩こりには注意が必要です。
詳しいお話を富山大学医学部 整形外科の川口善治(かわぐち よしはる)教授に聞きました。
(2024年2月26日放送。情報はすべて放送時のものです)
川口医師
「体操するとか、そういうようなことというのは、肩こりに対する対応としては非常に有効だと思われます」
肩こりは、首の後ろから肩、背中にかけてある僧帽筋という筋肉が関係していて、男性よりも筋肉量が少ない女性に多く、特になで肩の若い女性に多いといわれています。
肩こりの症状をやわらげには…
肩こりを軽くするにはどうしたらいいのでしょうか。
川口医師
「全身運動をやっぱり日頃から心がけていただくといいと思います。肩と言いましても、やっぱり全身の血流が良くなれば肩こりも軽減できると思います。ですから、よく患者さんに言うのは、20分から30分ぐらい全身運動を兼ねてウォーキングなどを行っていただいて、体をほぐしてやるというようなことは非常に重要じゃないかなと思っております」
短時間でできる簡単な運動で肩こりを解消!
仕事の合間にできる簡単な運動もあります。
川口医師
「まず、やはり肩をすくめたり、縮めたりするような形で、僧帽筋を使った運動はいいと思います。それから、肩の周り三角筋をずっと伸ばすような形で背伸びをすることによって、肩の筋肉のストレッチになります」
肩をすくめたり、戻したりすることで僧帽筋をほぐすことができます。
そして背伸びをするストレッチで肩の可動域を保つようにしましょう。
1時間ごとに10回ずつ、5分程度が理想です。
過度に力を加えるのは危険!
たくさんの人が悩んでいる肩こりですが、避けたほうがいい対処法があります。
川口医師
「他人に力を無理やり加えていただいて筋肉をほぐすようなことをするとか、そういうのはやっぱりちょっと危険を伴うので、あまりやられない方がいいんじゃないかと思います。例えば、首のヘルニアがあったときに急激に力を加えてしまいますと、そのヘルニアがまた悪化するようなことがありますので、そういうのをやっぱり避けていただいた方がいいと思います」
首の骨と骨の間には「椎間板」と呼ばれるクッションのような組織があります。この組織が飛び出した状態が「頚椎(けいつい)椎間板ヘルニア」で周りの神経を圧迫することでしびれなどの症状がでます。
川口医師
「上腕、前腕、腕の方にかけての痛みとかしびれを伴うような場合、特に首をそらして痛みが走るような場合、これは椎間板ヘルニアによって、手に行く神経が障害されている一つの兆候かもしれません。ですので、肩だけではなくて、腕の方まで痛み、痺れが走るような場合には、これは注意が必要だと思われます」
強いしびれを感じたら要注意
椎間板ヘルニアは自然に消失するケースがあります。
一方で、物が持ちにくい、強いしびれのため物を落とすといった症状が出た場合は注意が必要です。
川口医師
「ほぼ90%の方は、肩こりは自分で対応できると思います。体操とかストレッチをすることによって、肩こりはかなり軽減すると思います。しかし、痛みが腕とか、しびれが腕の方に広がる場合には、これは頚椎椎間板ヘルニアの可能性がありますので、その場合は自分で対応できるというのは少ないと思いますので、医療機関でご相談されるのがいいと思います」
しびれなどを伴う肩こりの場合は生活に大きな支障が出る前に診察を考えてください。