【花粉症2024】鼻水・くしゃみ・鼻づまり 処方された薬で改善しない場合はどうする?【いっちゃん☆メディコ】
鼻水・くしゃみ・鼻づまりなどの症状に悩まされる花粉症。症状を抑える薬にはどんなものがあるのでしょうか。富山大学附属病院 耳鼻咽喉科頭頸部外科の森田由香(もりた ゆか)教授に聞きました。
(2024年2月5日放送。情報はすべて放送時のものです)
森田医師
「子どもさんで、もう息が苦しくって口でずっと呼吸してる方がいらっしゃったんですね。鼻の粘膜も真っ白で」
花粉症は鼻水、くしゃみ、鼻づまりが主な症状です。
「くしゃみの回数」や「鼻をかむ回数」「鼻づまりの程度」で「軽症」から「最重症」まで4つの症状に分類されます。
花粉症の薬にはどんなものがある?
花粉症の薬にはどんなものがあるのでしょうか?
森田医師
「私達は、症状とそれから鼻の中の状態を見て適切なお薬を決めております。具体的に言いますと、鼻水、鼻水とくしゃみが多い方というのは、まだ割と軽い方だと正直思っておりまして、1日1回のできるだけ眠くならないような優しいお薬からスタートします」
花粉症がひどい場合は…
花粉症が少し進行した場合はどうしたらいいのでしょうか?
森田医師
「鼻づまり鼻閉をきたしている方は、少し進行しているというふうに考
えておりますので、一般的には抗ヒスタミン薬というものが一般的なんですけど、もう一つ別の系統の抗ロイコトリエン拮抗薬っていうのがありますので」
花粉症にかかわっているのが「ヒスタミン」と「ロイコトリエン」という物質です。「ヒスタミン」はくしゃみや鼻水を引き起こし、これに作用するのが「抗ヒスタミン薬」です。
そして「ロイコトリエン」は鼻詰まりを引き起こし、これに作用するのが「抗ロイコトリエン拮抗薬」です。
森田医師
「いずれも炎症の反応が起こったときに体の中に出てくる物質なんですが、それらを抑えるお薬になります。2剤併用別の炎症の物質を抑えることによってより、強力にアレルギー反応、つまり症状を抑えることができるというふうに考えております」
内服薬のほかに外用薬も!
内服薬以外に点鼻薬といった外用薬もあります。
森田医師
「飲み薬以外には、点鼻薬、鼻にスプレーをするタイプのものもありまして、これも少しツンとする刺激のあるものから、刺したか、ささないかわからないような、入るものからもいろいろございます。点鼻の薬も最初から併用するなど鼻の中の状態と症状に合わせて重症度を判定してお薬を選択しております」
点鼻薬は炎症を鎮める作用に優れたステロイド薬が主流です。
効果の範囲は限定的ですが早い効果が期待できます。
薬の効果がみられない時はどうする?
医師から処方された薬で、効果が見られないときどうしたらいいでしょうか?
森田医師
「合わなかった場合というのが大事で、この症状は良くなったけど、これがまだ良くならない、軽くはなったけれど、まだ半分ぐらいだとか、具体的に言っていただくと、鼻の中の状態と症状に合わせてまた次のお薬に変えてもらえますので、ピタッと止まらないからといって、もう受診をやめてしまうということではなくて、もう一度ご相談に行っていただくのが一番近道かと思います」
花粉症は誰でも発症する可能性が!
森田医師
「今まで花粉症になったことないという方も、年齢関係なく発症しますので、おかしいなと思いましたら、できるだけ早く専門家を受診して、適切なお薬を出してもらうようにしてください。また、花粉症に罹患されている方でも、今年は早く飛ぶような予報になっておりますので、できるだけ早く受診していただければと思います」
花粉症対策としては「タバコやお酒を控える」「ストレスを避けるようにする」「睡眠をしっかりととる」など、日頃の生活習慣の見直しも大切だということです。