富山・スギ花粉飛散予測【2024】飛散開始は2月19日前後 飛散量は多くなると予測 花粉症と風邪の見分け方は?対策はいつから?【いっちゃん☆メディコ】
2024年は例年より早く花粉の飛散が始まりそうです。
花粉症の症状や対策について、富山大学附属病院 耳鼻咽喉科頭頸部外科の森田由香(もりた ゆか)教授に聞きました。
(2024年1月29日放送。情報はすべて放送時のものです)
森田医師
「平年より少し多いかというのが今年の予測になっています。で、飛散の時期が少し早まるという風に予測されてますので、2月の中旬ぐらいでしょうかね」
富山県森林研究所によると、2024年のスギ花粉飛散開始は2月19日前後とみられ、飛散量は「多くなる」と予測されています。
花粉症の主な症状は?
花粉症は鼻水、くしゃみ、鼻づまりが主な症状です。
森田医師
「それに加えて目のかゆみ、あと涙目といいますか流涙ですね。あとは皮膚のかゆみとか、喉のかゆみが出たりすることもありますし、鼻閉から引き続いてかもしれませんけれど、頭痛があったり睡眠障害とかいろいろな症状が出てくるのが花粉症になっております」
花粉症と風邪の違いは?どうやって見分ける?
今はウイルス性の風邪がはやる時期でもあります。風邪と花粉症はどうやって見分けたらいいのでしょうか?
森田医師
「ウイルス感染の初めの頃は実は区別はつかないです。どちらもいわゆる水っぱなと言いますか、水溶性鼻漏が一般的で、風邪の後に細菌感染が加わってきますと、あの黄色い鼻(水)になってまいります。ただアレルギー性鼻炎で黄色い鼻(水)ということはまずないと思っていただいて結構です。発熱や関節痛などウイルス感染によくあるような症状が(花粉症には)ないことが多いですね。花粉症の場合は、純粋に鼻水だけ、目の症状だけということが多いです」
花粉症の重症度は「軽症」から「最重症」まで
つらい症状をともなう花粉症ですが、症状の分類はどうなっているのでしょうか?
森田医師
「軽いうちは本当少し痒いかなとか、あと鼻もちょっとムズムズする程度であることが多いかと思いますし、鼻づまりの症状も、鼻は通るけど、少し抵抗感があるといいますか、そういった形が軽傷ということになると思いますけれど、次第にひどくなりますと、やはり鼻で息ができないぐらい鼻が詰まってしまったり、鼻水を噛む回数も1日10回以上だったりくしゃみも10回以上だったり、そういった状況になりますと重症というふうに考えられると思います」
花粉症の重症度は「軽症」「中等症」「重症」「最重症」に分けられ、「1日のくしゃみの回数」や「鼻をかむ回数」「鼻づまりの程度」で分類されます。花粉症は放っておくと生活の質にも影響します。
森田医師
「風邪ひいて鼻が詰まると頭がボーッとして集中力がなくなるかと思います。ウイルス感染等の感冒でしたら、一過性ということになりますが、花粉症の時期やはり長いと3ヶ月ぐらい続くことになりますので、かなり集中力落ちまして、生活の質が低下するかと思います」
花粉症の人が多い理由は?
今や国民病とも言われる花粉症ですが、どうしてこんなに多いのでしょうか?
森田医師
「元々昔からあった病気ではあるんですけれど、やはり環境の変化が一番大きいのかなというふうには思っております。クリーンといいますか、例えば、抗菌仕様にしてしまったりとか、あと例えばこの密閉な建物とかアスファルトとかそういった環境で暮らしてる時間が長くなってきてますので、体の方もやはり免疫力が変わってきてるというところも一つの要因かというふうに言われております」
花粉症対策はいつから?何をしたらいい?
そろそろ花粉の飛散が本格化します。対策を始めましょう。
森田医師
「マスクをしていただいたり、あの眼鏡をかけていただいたり、そして花粉の飛散の多いときに出かけないっていうのが実は一番大事になってまいります。それでも当然出かけなきゃいけないお仕事があったり等ありますので、その際はお薬を早めに飲んでいただいて、今度は吸ってしまった花粉に対する反応を抑えるということで、お薬の治療をしていただくということが大事かと思います」
花粉症は2週間ほど前から薬を飲み始めたほうより効果が上がります。2月中旬から飛散が本格化するということを考えると、いつもより早く対策をしたほうがよさそうです。