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いっちゃん☆メディコ

放送日時
毎週月曜放送(「いっちゃん☆KNB」内)

震災後のハネムーン期とは?地震による心的ストレスを軽減するには?キーワードは「孤立させない」周りの声掛けが大切【いっちゃん☆メディコ】

地震が起きたあとに出てくる心的ストレス。今回は大人の心ケアについて、富山大学附属病院 こどものこころと発達診療学講座の辻井農亜(つじい のあ)客員教授に聞きました。

(2024年1月22日放送。情報はすべて放送時のものです)

震災後の「ハネムーン期」とは?

辻井医師

「地域とのつながり、そして頑張ろうという、意識の強いハネムーン期というような、そんな時期にあるかと思います。1か月から3か月ぐらいしてくるとハネムーン期って少し落ち着いてきて、一方少しエネルギーが落ちたような状態になるということが知られています」

 

 

ハネムーン期とは、災害から通常の生活に復帰するために、被災した人同士、被災した人と支援者などの間につながりや連帯感が生まれる状態を指しています。この状態を過ぎると心に疲れが出てくる可能性があります。

ハネムーン期後の心の不調とは?

心の疲れは自分では気が付きません。

では、周りの人が気付くポイントは何でしょうか?

 

 

辻井医師

「職場では何か作業能力が落ちて、これまでと違って少しミスが増えていたり、ボーッとする時間が増えていたり、もしくは上司のちょっとした指示で怒りっぽくなっていたり。もしくは会社を少し休むようになったとか、こういった普段との違い、以前との違いってことが起きてるかどうかというところは意識していただいて」

震災後の心の変化 身近な人はどう対処する?

地震のあと、以前との変化に気が付いた場合、どうしたらいいでしょうか?

 

 

辻井医師

「身近な上司同僚、ご家族少しどうだろうかっていうふうに聞いてみることだけでも、まずは何かの取っ掛かりになるんではないかなと考えています」

震災後の心の変化 地域の人の対応は?

地域ではどうしたらいいでしょうか?

 

 

辻井医師

「いつも来ていた人が最近来なくなったっていうのを一つ心配なサインというか、少し気になるサインととらえてもいいかと思います。ずっと1人でいる、そういった人たちがいないかどうかっていうことを、もう少し地域で見守りながらですね、そういった人たちがいたら、地域との関わりの中で少し声かけをしてみたりとか、様子を伺ってみたり、なんてことが、地域の中での連携ということは、必要になってくるんではないかというふうに考えています」

心のケア キーワードは「孤立させない」

大人の心のケア、キーワードは「孤立させない」かもしれません。

 

 

辻井医師

「安心感・安全感というものが何よりも大切だと考えています。ですので、あの孤立ということを防いで、もしくは、逆に集団から孤立していないか、してこないかどうかということも一つのサインとして見ていただけたらというふうに考えています。会社で地域で家庭で、学校でもそうです、様々な場所で孤立してる人がいないかどうかということは、少し意識しながら、この災害をですね、皆で何とか乗り越えていくそういったことができたらいいと考えています」

家庭、地域、職場、学校での声掛けが大事

地震による心への影響は、本人が気が付かないところでこれから出てくるかもしれません。

 

 

辻井医師

「大部分の人はだんだんだんだん日常生活に戻っていくわけですが、その日常生活に何かうまく戻れていない、もしくは以前と違うような状態が出てくる方が一定数見られることが想定されますので、そういった人に気づいた場合にはやはり支援の手、何か、どんな支援がその人に合ってるのかもちろん個別に考えていく必要がありますけども、そういった支援を続けていくということが必要になってくるというふうに考えています」

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