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いっちゃん☆メディコ

放送日時
毎週月曜放送(「いっちゃん☆KNB」内)

能登半島地震から2週間 子どもの心のケアは大丈夫?赤ちゃんがえり、イライラ、わがまま…心や体のストレス反応にどう対処したらいい?【いっちゃん☆メディコ】

能登半島地震から2週間が経過。地震の影響は目に見えないところにもでています。

 

震災後の子どもの心ケアについて、富山大学附属病院 こどものこころと発達診療学講座の辻井農亜(つじい のあ)客員教授に聞きました。

(2024年1月15日放送。情報はすべて放送時のものです)

辻井医師

「地震のあと1ヶ月ほどは少し気分も高揚して連帯感もあって、大丈夫なように見える時期が続きます。ただ、この後に消耗期というか少しだんだんエネルギーが落ちてきたりする時期が、ちょうどひと月を過ぎた頃に出てきます」。

 

 

今は大丈夫でもこのあと、子ども心に影響が出てくる可能性があります。

辻井医師

 「一般的には眠れないことが続いたりとか、それから物音ですぐ起きてしまったり、もしくは物音に敏感になったりっていうそういう過敏な症状、場合によっては少し引きこもるような、全くエネルギーがなくなってるように見えたりとか、その他にも、ありとあらゆる様々な行動が出てくる可能性というものはあるかと思います」。

 

子どもの変化に気が付くポイントは何でしょうか?

辻井医師

「実際に目立つものはやはり不安が強かったり、それから何度も確認をしたり、お母さんお父さんにから離れられなくなったりってことが目立ちやすかったり、それからときにはイライラが見られたり、イライラしたり、怒りっぽくなったりとか、すぐに反抗したりとか、そういった行動は、すぐ見やすい、見えやすい行動です」。

子どもにあらわれやすいストレス反応は?

大きなストレスや環境の変化があった場合、子どもに現れやすいストレス反応には「行動の反応」「こころの反応」「からだの反応」があります。

 

  • 行動の反応は、おもらしや指しゃぶりなどの「赤ちゃん返り」や「甘えが強くなる」「わがままを言う」「今までできていたことができなくなる」などがあります。
  • 心の反応には「イライラする」「急に素直になる」「一人になることや見知らぬ場所をこわがる」「少しの刺激にもびっくりする」などがあります。
  • 体の反応には「食欲」に関することや「寝つきが悪くなる」「嫌な夢を見る」「暗くして寝ることを嫌がる」「何度もトイレに行く」などがあります

辻井医師

 

「まず本当によく頑張ったこと、そして今は安心である、大丈夫なんだってことを繰り返し伝えていただくということが、まずは基本にあるのかなというふうに考えています。少し一緒に横にいてあげたり、少し本人が話せる様子であればお話を聞いていただいたり、そういった特別なことというよりは、要するに普段の生活の中で子供が安心できるように少し様子を見ていただくということが大切だと考えています」。

子どもが自分を責める様子を見せたときの対応は?

身近な人が被害を受けた子供たちの中には、自分を責めるケースがあるといいます。

 

 

辻井医師

 「例えば、自分にできたこと、できなかったことっていうのを繰り返し考えて自分を責めてしまったり、心の中で考えていって、一見外には見えないこともあるので、何かそんなふうに繰り返し考えてつらい思いをしてないかどうかということは、身近にいる大人が少し何か聞いてみたりとか、様子を見たりっていうことが、大切かなとは思います」。

 

遊びのなかでの心のケアはどうしたらいい?

子ども達が「地震ごっこ」などしていたら叱ったほうがいいのでしょうか?

 

 

辻井医師

遊びの中で自分の気持ちを処理していますので、少し様子を見ながら無理にあまり止めるということはあまりしない方がいいということを言われていますが、他の子供に少し影響するんじゃないかという心配される場合もあって、どうしてもその遊びが強い場合には、最後はハッピーエンドに繋がるように少しお話をしていったりってことはあってもいいのかなとは考えます」。

大人が気をつけることは?

日常の生活の中で大人が気を付けなくてはいけないことは他にもあります。

 

辻井医師

津波や地震の映像を繰り返し見るとか、テレビ、インターネット、その他、様々な場面で確認をする、もしくはそういうお話を無理に聞く、聞かされるなんてことも大きなストレスとなるので、子供がまずは安心安全ということを考えると、そういう刺激にあまり触れすぎないようにってのは少し意識してもいいのかもしれません」。

 

 

多くの子供は時間の経過とともに自然に治っていくので、しっかりと見守っていくことが大事です。

 

また、子どもの心をケアにするには大人の心の管理にも意識を向ける必要があるということです。

 

 

 

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