【インフルエンザ】流行時期に異変!その要因は温暖化?ワクチンはいつ接種したらいい?発熱した時の対処法は?【いっちゃん☆メディコ】
県内ではインフルエンザが、昨シーズンより約3か月早く流行が始まっていて、患者数も増加が続いています。
予防接種や日常生活における注意点について、富山大学附属病院 感染症科の長岡健太郎(ながおか・けんたろう)准教授に聞きました。
(2023年11月6日放送。情報はすべて放送時のものです。)
長岡医師
「流行株自体はあまり変化していないんですけれども、その流行時期がずれてきているということが言えようかと思います。」
県内におけるインフルエンザの発生状況です。
先々週は1定点当たり3.42人でしたが、先週は5.67人となり増加の割合が大きくなりました。
全国的にみると3週間前までは注意報レベルを超えたのは17都県でしたが、その翌週には31都府県に広がっています。
長岡医師
「全国的にインフルエンザの流行時期が前倒しになってきているあるいは通年性になってきているっていう傾向がいろいろ報告されています。」
流行が早い理由として、免疫力が低下していることと、気候が温暖化しているため、通年流行している亜熱低地域の流行の形に近くなってきているのではないかと言われています。
長岡医師
「通常は冬に流行る風邪であったんですけれども、沖縄などもともと暖かい地域ではですね、一年中インフルエンザにかかりうるっていうそういう流行状況になるんですね。なので、そちらのほうに近づいているというふうな印象です。」
1回目のワクチンはいつまでに接種がしたらいい?
インフルエンザ対策としてワクチン接種があげられます。
ワクチン接種は、6か月以上13歳未満は2回接種。13歳以上は1回です。効果が出てくるのは接種後2週間程度からと言われています。
ではいつまでに1回目を接種すればいいのでしょうか。
長岡医師
「1回目のワクチン接種は11月中に済ませておくことをおすすめしたいと思います。2回目に関しては12月に入ってから打っていただく形でもいいかなと思います。今シーズンはですねお正月前に2回目の接種を済ませておくことがどちらかというとおすすめできる状況かなと思います。」
インフルエンザのワクチン接種は発症をある程度おさえ、重症化を防ぐ効果が期待できます。
長岡医師
「1万人に1人以下というレベルで重症化する方もいらっしゃいます。そうした重症化を予防するためには1年ないし2年に1回は、インフルエンザワクチンを受けていただくことが学会などから推奨されていますので、ワクチンに関しては、今まで数年受けていない、そういう方がいらっしゃった場合には一度受けていただくことをお考えいただければと思います。」
日本感染症学会でも、インフルエンザワクチン接種を推奨していますが不安がある方は接種の前に「かかりつけ医」に相談してください。
インフルエンザ予防にマスクの着用も有効
インフルエンザの流行広げないようにするにはマスクの着用も有効です。
長岡医師
「インフルエンザウイルスは飛沫感染する病原体です。なので飛沫を抑える感染対策は非常に有効です。その対策はマスク着用になります。体調が悪い方がマスクを着用して飛沫を飛ばさないようにする。そして周囲にいる方はマスクを着用して飛沫を吸い込まないようにすると、これで感染を10分の1以下に抑制することが可能です。」
発熱した場合、どう対処したらいい?
では発熱した場合、どうしたらいいのでしょうか。
長岡医師
「インフルエンザの場合は発症してから直後にですね、検査をしてもインフルエンザとわからない場合が多いです。なので発熱してから最低でも12時間、できれば1日程度あけていただいてですね、医療機関を受診していただくことをおすすめしたいと思います。」
でも高熱が続けば心配になります。
長岡医師
「インフルエンザウイルスに関してはですね、感染が発覚してもですね、あまり大げさな心配はいらないかと思います。ほとんどが自然治癒と言って、治療を受けなくてもですね、2・3日以内に解熱して治る病気ですので、まずは落ち着いていただくことをお願いしたいと思います。」