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いっちゃん☆メディコ

放送日時
毎週月曜放送(「いっちゃん☆KNB」内)

小中高校生に増加している【起立性調節障害】怠けているんじゃない!新型コロナがきっかけ?症状の特徴は?どう対処したらいい?子供の声に耳を傾けて【いっちゃん☆メディコ】

富山県内では今、小中高生の間で「起立性調節障害」という病気が増加しています。どんな病気なんでしょうか。

 

富山大学附属病院 小児科の田中朋美(たなか・ともみ)診療准教授に聞きました。

 

(2023年10月16日放送。情報はすべて放送時のものです。)

田中医師

「小学校高学年くらいから高校生の中でたまに見られて相談をうけているものなんですが、「律神経」というもののバランスが崩れることで、いろんな症状が出るという疾患です。」 

 

(※自律神経:呼吸や体温、血圧などを意思に関係なく自律して調節している神経のこと)

 

「起立性調節障害」の診断書を学校に提出した児童生徒数は、近年増加傾向となっていて5年前に比べおよそ1.4倍となっています。

起立性調節障害ってどんな症状?

どんな症状が出るのでしょうか?

 

田中医師

「朝、なかなか起きられない、体が重だるかったり、頭が痛かったり、気持ちが悪かったり、あと、おなかが痛い、そういった症状で相談に来られる方が多いです。」

 

 

朝なかなか起きられない、体がだるい、これは誰にでもあることなのでは?

 

 

田中医師

「いま始まった病気ではなくて、昔からおられたんですが、実際これは怠けているとかですね、気合が足りないとかいうわけではなくて、体の病気ということになります。」

夕方になると元気になるという特徴も?

怠けていると誤解される理由の一つにこの病気の特徴があります。

 

 

田中医師

「大半の方は朝起きてから午前中ですね、お昼ぐらいまでが一番そういった頭が痛かったり、体がだるかったりといった症状が強いです。そのあと、午後から夕方、夜にかけて少しずつそういった症状が軽くなってきて結構、夕方だったら元気に動けたりとか、夜だとむしろなかなか元気で寝付けないとそういった方も多いです。」

 

 

朝から午前中は体調が悪いのに午後から夕方、夜になると別人のように元気になるというように1日の中の変化が大きいのが、この病気の特徴の一つです。

 

 

田中医師

「いわゆる思春期を迎えるということで体の成長がぐっと進むということと、それからホルモンバランスの変化、生活リズムの変化、具体的には食生活、運動したりという運動習慣ですね、あとは睡眠リズムの変化、このあたりのリズムが崩れると自律神経のバランスも併せて崩れやすいというそういった関連があるのではないかと思います。性別に関してはご相談を受ける方は女性が割と多い印象があります。」

 

 

ではここ最近、増加傾向にあるのはどうしてでしょうか?

起立性調節障害の増加は、新型コロナがきっかけ?

田中医師

「増えてきた時期としましてはいわゆるコロナ禍のころですね、そういった不安感が強いと睡眠にも場合によっては影響します。食欲にも影響します。そういったことが二次的に起立性調節障害を生み出すような自律神経の乱れにもつながってもおかしくないと感じていました。」

起立性調節障害に気づくポイントは?

この病気に気が付くポイントは何でしょうか?

 

 

田中医師

 

「1日の中での症状の変化、これがひとつのきっかけになるかなとは思いますので、朝の調子の悪さと夕方・夜の調子の良さというところがもし気づかれればですね、この疾患をひとつ頭に浮かべてもいいかなと思います。」

受診する場合はどこへ行けばいい?

自分の子どもに不安を感じたらどこを受診したらいいのでしょうか

 

 

田中医師

「小学生、中学生で発症してくる子が多いかと思いますので、最初の相談先としては小児科でご相談いただくのが良いのかと思います。もちろんだるさ、頭痛、気持ち悪いということがすべてこの起立性調節障害とは限りませんので、その方の症状によっては必要な検査を小児科のほうでご提案されることがあるかと思います。」

 

 

朝がつらいという子どもたちは、怠けているわけではありません。

苦しんでいる子どもたちの声に耳を傾けてください。

 

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