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【リリース】富山から「アトツギ甲子園」の準ファイナリスト!後継者の新規事業アイデアを発表

アルミファクトリー

 「アトツギ甲子園」は、全国の中小企業の後継者が新規事業を活かした新規事業アイデアを競うピッチイベントで、中小企業庁が毎年開催しています。

 第4回となる今年度は、全国から211名の後継者からエントリーがあり、書類審査を経て68名が地方大会に出場しました。

 このうち、2024年2月に開催された関東・中部ブロックには、富山県内から唯一、射水市のアルミファクトリーの3代目の後継ぎを予定する棚元優太専務が出場しました。

 棚元さんは、能登半島地震を受けて、100年前からあまり変わらない日本の避難所の雑魚寝状態を進化させ、「いごこち」を届けたいと新規事業を発表しました。

 被災直後の避難所は、エコノミー症候群や感染症のリスク、プライバシーなど様々な課題が指摘されています。段ボールベッドは、こうした課題を解決し、軽量でコンパクト、組立が簡単で低価格などメリットが多く、導入が進んでいる一方で、湿気に弱くて劣化が早いため備蓄できないという課題もあります。

 また8年前のイタリア中部地震では、震災翌日から個室テントなどが用意されており、日本が災害対応後進国であることも指摘しました。

 

 そこで棚元さんは、普段はパーテーションとして使用でき、災害時にはテーブルや避難ベッドとして使用できるアルミ加工品を開発しました。

 パーテーションは、個室スペースとして仕切ることもできます。また、避難所ベッドは、床上30センチ以上あるので埃の吸引を防ぎ、ベンチとしても利用できるというメリットを強調、2023年秋に特許を出願したということです。

 

 審査の結果、棚元さんは決勝大会は逃したものの、準ファイナリストに選出されました。特典として、新規事業アイデアの事業化に取り組む際の持続化補助金の後継者支援枠に申請が可能となるほか、中小企業の場合はものづくり補助金等で優遇措置が受けられます。

 

 棚元さんは、今後、能登半島地震で被災に遭った北陸を中心に導入を進め、将来的には全国に展開し、ミライを守る一歩になればと力強く語りました。

 棚元さんの熱いピッチと大会の模様は、下記で公開されています。

https://www.youtube.com/watch?v=pVHv_225rZI

 

 

【お問合せ】

アルミファクトリー株式会社

射水市戸破字針原69-16

Tel:0766-56-1133

 

 

※本情報は発信元のプレスリリース等を参考にして掲載しております。

 

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