富山城を攻略しながら食べるパフェ!? 富山の桜の名所で食べられる人気スイーツ【松川茶屋】抹茶にいちご、桜アイスも!!
桜のつぼみも色付きはじめ、いよいよ開花が待ち遠しい季節になってきました。
富山県内有数の桜の名所と知られる、富山市の松川べり。約2.5kmにわたって500本を超えるソメイヨシノが植えられていて、春には国内外から訪れる花見客でにぎわう人気のスポットです。
2024年は1月の能登半島地震で護岸に亀裂や崩落が生じ、いまだ復旧工事などが進む最中ではありますが、遊覧船の運行がスタートし、花見や城址公園の散策に訪れる客を魅了しています。
そんな松川の桜を特等席で楽しめるのが、松川遊覧船の乗降場にある「松川茶屋」です。
松川べりの桜をゆったり満喫できる特等席
富山城址公園の一角にあり、白壁になまこ壁を模した平屋で、富山城址(富山市郷土博物館)や佐藤記念美術館などと並んで趣きがある佇まい。
店内もレトロな装いで統一されていますが、綺麗に整えられて落ち着きもあるモダンな雰囲気です。
松川に面した一面はガラス張りになっていて、桜シーズンに限らず、四季折々の水辺の風景をゆっくりと楽しむことができます。
富山城を攻略しながら食べる名物パフェ
茶屋というだけあって、メニューも北海道産小豆で作った自家製あんのぜんざいや白玉、みたらし団子や甘酒など、昔を偲ぶ和な甘味が充実しています。ほかにも、そばやうどんといった軽食も味わえるのですが、実はそんなメニューの中に、ちょっと変わった一品があります。
それが、「富山城抹茶パフェ」。
注目は、パフェの上に堂々とそびえる富山城の形の最中です。
その高さたるや、パフェのカップと同じぐらい。うっかりバランスを誤ると、そのまま崩れ落ちてしまいそうです。
「最中の皮にアイスや白玉などを自分好みにのっけて、富山城を攻略しながら食べてもらえたら」と、店長の中村珠太さん。
裏から見ると、こんな感じ。
パフェには、自家製の抹茶ゼリーにわらびもち、抹茶アイス、バニラアイス、スポンジケーキ、白玉などが何層にも重なっています。
富山城の最中をとって、好きなものをアレンジしながら食べるのが「城攻略」のカギ。
贅沢にたっぷりのせるもよし、そのままサクサク最中を味わうもよし。
攻略の仕方は自由です。
戦国武将になったつもりで富山城を攻略し、そのおいしさを味わい尽くしてください。
桜シーズンだけの限定「お花見いちごパフェ」
さらにもうひとつ、桜が見られる春シーズンだけの限定で販売されるのが、「お花見いちごパフェ」。
旬のいちごをたっぷりと使い、さくら餅の淡いピンク色も鮮やかです。
テイクアウトすることもできるので、桜並木や公園を散策しながら味わうのにもぴったりのスイーツです。
富山城から着想ーー日本を代表する音楽家の記念館も
「松川茶屋」には、かつて富山城敷地内にあった小学校で学んだ瀧廉太郎の功績をしのぶ記念館もあり、無料で見学することができます。
瀧作曲の有名な「荒城の月」は、富山で過ごした城や立山連峰と月夜などの景色や当時の叙情がモチーフのひとつになっていると言われています。
そんな歴史などに想いを馳せながら食べると、富山城パフェの味わいもひときわ深みを増す…かも!?
【松川茶屋】
【松川茶屋】
住 所 富山県富山市本丸1-34
営 業 10:00~17:00
電 話 076-431-5418
定休日 月曜
記事編集:nan-nan編集部