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【富山駅の立ち食いそば】香り高い自慢のだしつゆに富山名物の白えび天やますのすしも【立山そば】

早くて、安くて、うまいーー駅の立ち食いそば。

電車待ちの短い時間でおなかを満たしてくれたり、朝晩の忙しい通勤時にサッと軽く立ち寄れたりと、便利な存在です。

 

近年はコンビニやハンバーガー、牛丼などの他のファーストフード店の選択肢も増えましたが、信州や出雲などのそば処をはじめとして全国各地の駅に人気店や名物となる立ち食いそば店が営業しています。

 

富山の玄関口、富山駅で長く愛されている「立山そば」も、そのひとつ。

1993年6月撮影
1993年6月撮影

富山駅に店を構えて60年
行き交う人々の空腹を満たし愛され続ける立ち食いそば

「立山そば」は1964年に富山駅構内のホームに店を構えたのが始まり。

富山で100年以上も前から駅弁を手掛け、看板商品「ますのすし」で知られる源が運営していて、駅外を含めて現在は県内に3店舗を展開しています。

昔からの駅そばの名残をとどめるのが、富山駅南口にある「富山駅店」。

朝7時から営業していて、開店と同時に通勤・通学途中の常連客や観光客が店内になだれ込み、朝ごはんの1杯を軽快にすすっていきます。

店内は、ササッと手軽に食べられる立ち食いスタイルのカウンターに加えて、座って食べられる椅子席も用意されています。

子連れやお年寄り、大きな荷物を抱えた観光客でも安心して利用できる広めの作りがうれしいところ。

入るとすぐ左手に券売機があり、食券を購入するシステムです。

常連客は迷うことなく好みの品の購入ボタンを押していきますが、そば・うどん毎にトッピングの種類も多く、初見だとどれにしようか迷う人も多いんだとか。

後ろに列ができると焦っちゃいますが、券売機は2台あるので落ち着いて選んでくださいね。

売れ筋No.1は定番の「かき揚げそば」
3位には富山名物「白えび天そば」がランクイン

かき揚げそば(560円)
かき揚げそば(560円)

県民が愛する「立山そば」の売れ筋は…

 

1位 かき揚げそば(560円)

2位 かけそば(360円) 

3位 白えび天そば(620円)

 

でした(2023年 源調べ)

 

駅の立ち食いそばと言えど、丁寧にひいただしつゆにこだわっていて、カツオ節やサバ節を使い、季節によって塩分濃度も変えています。

 

東西の食文化がちょうど交わる富山では、同じ県内でも地域によってそばやうどんのだしが関西風と関東風にわかれますが、「立山そば」は関西系。塩気がうすく、昆布のまろやかな旨みが効いているのが特徴で、最後までつゆを飲み干す人がほとんどです。

つゆに浸かった太めのそばを勢いよくズズズーッとすすりあげた時の香りと言ったら…たまりません!

駅そばのトッピングの定番とも言える天ぷらの選択肢は3つ。

一般的な「えび天」と野菜の甘みがたっぷり味わえる「かき揚げ」、そして「白えび天」です。

 

一番人気は「かき揚げ」ですが、富山湾ならではのシロエビの風味や食感を手軽に味わえる「白えび天」も一度は食べてほしい富山の名物です。

白えび天そば(620円)
白えび天そば(620円)

サイドメニューにはおむすびのほか、源が手掛ける店とあって「ますのすし」や「ぶりのすし」もラインナップ。

伝統の味をひと切れから味わえるので、観光客にもうれしい1皿です。

そば1玉&うどん1玉「相盛り」は高コスパ!

相盛り 550円(税込)
相盛り 550円(税込)

すべてのメニューでそばかうどんをチョイスできますが、どっちも食べたい、大盛りを食べたいという人にオススメなのが「相盛り」。

そばとうどんが各1玉ずつ入っていて550円。かなりコスパが高めのメニューです。

 

他にも、季節限定で人気なのがカレーそば(うどん)。

だしつゆのおいしさや風味を損なわないように作られたカレー味で、世代や性別を選ばないやさしい辛さ。

ランチ時のリピーターも多い人気メニューです。

混雑具合にもよりますが、食券を渡してから商品が完成するまで約1分。

熟練スタッフによる無駄がないスムーズな連携プレーも見ていて楽しい「立山そば」は、富山駅で多くの人に長年愛される理由も納得の味です。

【店舗情報】

【立山そば】

住 所 富山県富山市明輪町1-227

営 業 7:00~21:00 

電 話 076‐431‐2104

記事編集:nan-nan編集部

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