これで1人前⁉ 15種以上の魚介がてんこ盛りの特上さしみ定食【割烹 秀月】富山の海鮮を満喫する氷見の豪華ランチ
富山のグルメと言えば、新鮮な海の幸。
富山湾には約500種の魚が生息し、豊富で新鮮な魚介が楽しめますが、なかでも水揚げ量や規模の大きな港として知られるのが、寒ブリで有名な氷見漁港。マグロやノドグロといった高級魚から鮮度抜群のアジやイワシなど、獲れる魚介の種類も豊富で、市内の旅館や割烹料理店、寿司店などでは新鮮な地魚を堪能することができます。
そんな富山県氷見市から、とても1人前とは思えないほど豪華な刺身の盛り合わせをランチの定食で味わえる店「割烹 秀月」を紹介します。
店があるのは、氷見漁港から1kmほどの距離にある氷見市幸町。桜の名所として知られ、眺めのいい景色を見渡すことができる朝日山公園からもほど近い場所にあります。
古くから地域の人に重宝される割烹や仕出しの店とあって、テーブルとイスを備えた小上がりや座敷を備えますが、目の前のガラスケースに新鮮な魚がずらりと並ぶカウンター席もオツな雰囲気です。
料理人歴50年の知識と技が光る「とやま食の匠」の店
店主の水口秀治さんは料理人歴50年。
富山県産の食材を活かした創作料理など、地域で育まれてきた「とやまの食」について卓越した知識と技能を備えていて、その普及に取り組んでいる料理人や生産者に富山県が独自に認定している「とやま食の匠」です。
その料理に通底する水口さんの信条は、その土地で生まれた食材をその土地の料理法で食べるという「土産土法」。
朝獲れの地魚だけでなく、氷見牛や市内で生産された野菜や山菜など、氷見の食材を余すことなく一番おいしく食べられる調理法で訪れた客をもてなしてくれます。
最低でも15種、多い日には20種も!
もりもり豪華な 特上さしみ定食
そんな「秀月」でぜひ味わってほしいのが、特上さしみ定食。
これで1人前?と目を疑ってしまうほどの新鮮な海の幸をたっぷりと味わうことができます。
旬の地魚を使うため、盛り合わせの種類は日によって変わります。
取材したこの日は、ブリ、ホタルイカ、フグ、イワシ、バイ貝、赤貝、ヤリイカ、スルメイカ、コウイカなどが皿にてんこ盛り。少ない日でも15種類、多い日には20種類にも及ぶそうで、まさに富山湾をまるごと味わえます。
これだけでもおなかいっぱいになりそうですが、定食にはさらに旬の魚の煮付けもつきます。
この日は、高級魚のカサゴの煮付け。
ほろほろとした白身はもちろん、おいしいエキスをたっぷりと吸い込んだ大根は格別の味わい。“食の匠”水口さんの「土産土法」だからこそ味わうことができる極上の1品です。
リーズナブルな平日ランチや氷見牛の朴葉焼きも
手の込んだ本格的な割烹料理をリーズナブルに楽しめるのが、1500円の平日限定ランチ。昼うな丼、まぐろ中落丼、日替わり弁当の3種類で、それぞれ先着10人までの限定です。
特に人気なのが、まぐろの中落丼。
意外に思われる人もいるかもしれませんが、氷見漁港では年間を通してマグロが水揚げされていて、夏には特に大きなマグロが富山湾に回遊してきます。
そんなマグロの切り身が何重にも重なって丼からはみ出すほどの中落丼は、店を開いて30分後の正午ごろには売り切れてしまうほどの人気ぶり。食べたい人はとにかく早く出かけてください。
氷見は魚介だけではありません。
農業や畜産も盛んで、寒ブリと同じく高級食材として知られるのが氷見牛。そんな氷見牛を朴葉焼きで楽しめる定食もあります。
地元の氷見市で作られた麹みそに、赤みそ、南部みそと3種のみそをブレンドし、朴葉の香りを移らせた氷見牛は、奥深い風味。焼肉とはまた一味違うおいしさを楽しむことができます。
とやま食の匠の技を詰め込んだ弁当も充実
仕出し店としての営業もあるため、松華堂弁当や二段弁当なども。
特製の弁当を持って朝日山公園へお花見に、なんてのもいいかもしれませんね。
【店舗情報】
【割烹 秀月】
住 所 富山県氷見市幸町9-78
営 業 11:30~14:00 17:30~21:00(夜は完全予約制)
電 話 0766-74-5941
定休日 水曜・日祝の夜
駐車場 あり
出典:KNBテレビ「いっちゃん☆KNB」
2024年3月5日放送
記事編集:nan-nan編集部