近所の子供や高校生が毎日通う!大阪出身の店主が焼くふわトロたこ焼き&駄菓子の店【イト、オカシ。】富山市
火傷しそうなくらいにアツアツの焼きたてのたこ焼き。
子供がおこづかいを握りしめて駆け込む町の駄菓子屋さん。
そんなふたつの顔をもつ、遊び心いっぱいの店が富山市蓮町にあります。
その名は「イト、オカシ。」。
キッチンカーと屋根付きウッドデッキが合体したようなつくりのお店は、車と電気工事以外はすべてDIY!
大工さんや家具屋さんとして働いた経験のある店主が、ホームセンターで資材を揃えてイチから手造りしたそうです。
大阪出身の店主が作る ふわトロたこ焼き
焼きたてアツアツをどうぞ!
たこ焼きの味はソース、ポン酢、塩の3種類。
どれにするか迷ってしまいますが…初めての人はだいたいソースを選ぶそう。
たこ焼き 400円
(ソース・ぽん酢・塩)
こちらが、そのソース味のたこ焼き。
小ぶりのたこ焼きに、たっぷりのソースとマヨネーズ。さらに山盛りの九条ネギとかつおぶしがかかっています。
焼きたてを頬張ると火傷しそうなくらいにアッツアツ!でも、これがおいしいんですよね~!
噛まなくても口の中に広がっていくような、ふわふわトロトロの食感です。
「僕が子供のころから食べていた、小ぶりでトロトロのたこ焼きになってます。値段もそんなに高くなくて、おこづかいで買えるような」
こう語るのは、店主の岡 仁亮さん。
岡さんは、たこ焼きの本場・大阪の出身。
富山出身の妻・知佐さんと2人で店を切り盛りしています。
というわけで、「イト、オカシ。」のたこ焼きは本場の味!
外がカリカリで中がふわっとした揚げ焼きを好む関東風とは違い、口に入れた瞬間からふわふわトロトロなのが大阪仕込み。
この食感を出すために生地にはとてもこだわっているそうで、ベースとなっている小麦粉は熱を加えると硬くなってしまうタンパク質の含有量が低いものを使っています。水分は多めに加えて、液体のようなシャバシャバのような生地。そこにこだわりの出汁を効かせ、さらに刺身醤油のような甘めの醤油で風味付けをしています。
この生地を完成させるまで、岡さん一家では数か月間にわたって来る日も来る日もたこ焼きの試作を続けたそうで…。
というわけで、生地自体にしっかり味がついているので、さっぱりめの「ぽん酢」で食べるのも合うんです。
そして、生地の味をいっそう引き立ててくれるのが「塩」。
マヨネーズをかけたあとに岩塩をガリガリ…出汁の風味が際立ち、やさしい甘さまで感じることができます。
「僕ら家ではソースでは食べないです。お酒に合うのは塩ですね!」
と教えてくれた仁亮さんは塩派、知佐さんはぽん酢派なんだそう。
さらに上級者には…
「そのまま」というオプションまで!
たこ焼き(そのまま) 380円
なんと、マヨネーズや調味料を一切のせないプレーンたこ焼き。
このまま食べても出汁の風味をしっかり感じられておいしいですし、持ち帰って好きな調味料を合わせたり、スープに入れて明石焼き風に楽しんだりしてもOKです。
ネギやソースが苦手なお子さんにもオススメですよ。
ポテト、からあげ、コロッケに駄菓子まで!
リーズナブルな価格設定は子供たちのため
メニューを見ると、たこ焼きのほかにポテトやからあげ、コロッケなどもありました。
大きなえびせんにソースを塗って、たこ焼き3つと天かすを挟んだ関西の定番おやつ「たこせん」も。
リーズナブルでおやつにぴったりなメニューは、近所の高校に通うち生徒たちにも大人気です。
さらに、店の奥には駄菓子がずらり!
こちらは、たこ焼きが焼き上がるのを待つ間、子供たちが退屈しないようにという配慮から。もちろん駄菓子だけを買いにくるのもOKで、小さな子供にはもはやお菓子屋さんだと思われているんだとか。
「僕らが小さい時には近所に駄菓子屋さんがあったんですよね。せっかくのおこづかい、よくわからんお店で使うんじゃなくて、おいしいものを食べてほしいし、楽しんでほしいなと思うんです」と仁亮さん。
そんな店主の想いを知ってか知らずか、毎日のように顔を見せてくれる小学生の常連さんもいるそう。
お店オリジナルのガチャガチャは、子供のおこづかいにやさしい100円!小さなおもちゃがメインですが、中にはたこ焼き無料券などの「当たり」も入っています。
「イト、オカシ。」にはワクワクする仕掛けがいっぱい。
子供たちに楽しんでほしい!おいしいものを食べてほしい!という店主夫妻の想いがあふれていて、何度でも足を運びたくなる店です。
大人も童心に帰ってはしゃいじゃうかも!
店舗情報
【イト、オカシ。】
住 所 富山市蓮町2丁目13-21
営 業 11:00~19:00(日曜は~17:00)
定休日 水曜日
電 話 080-6418-5662
記事編集:nan-nan編集部