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備長炭で“焼き師”が1本1本焼き上げる富山・高岡大仏近くのおしゃれな焼き鳥店【坂坂】

伝統工芸が盛んで文化的なまちなみが残る富山県高岡市。

近年は空き店舗や空き家をリノベーションし、昔ながらのまちなみや工芸品と若い感性やセンスが溶け合った個性的な店もオープンしています。

 

高岡市の歴史や文化を象徴する高岡大仏、そのすぐ近くにもおしゃれな焼き鳥店が2023年10月に開業しました。

坂の上の大仏を拝む現代風“長屋”サカサカ

店があるのは高岡大仏のお膝元、高岡市坂下町。

かつての城下町であり、今でも朝市の開催や御車山祭の巡行が行われる高岡の商工業と文化の中心地です。

 

その坂下町で長らく空き家になっていた長屋をリノベーションし、店舗スペースや交流空間を備えた複合施設として生まれ変わった場所があります。

それが「サカサカ」。

長屋らしいコンパクトな建物に、洗練されたおしゃれな飲食店や雑貨店、美容室が集まる話題のスポット。

 

その新しいテナントとしてオープンしたのが、今回紹介する焼き鳥店「坂坂」です。

“焼き師”が1本1本にこだわって焼き上げる串を
全国各地の日本酒と一緒に味わう小さな焼き鳥店

2023年10月にオープンした炭火焼き鳥店「坂坂」。

備長炭で1本1本丁寧に焼き上げる焼き鳥と全国から取り寄せている日本酒を味わえるのが売りの店です。

 

店内は昔ながらの柱や梁を活かしながらも、洗練された内装や調度品でモダンな雰囲気に仕上がっています。

カウンターが5席、テーブルが14席と、こじんまりとしていて、隠れ家のように落ち着いた雰囲気で飲食を楽しむことができます。

店を切り盛りするのは、“焼き師”の三浦雄仁さん。

塩やタレで味付けしながら、備長炭の安定した火力でじっくりと焼き上げていきます。

 

焼き上がりを待つ間のワクワク感も、小さな店ならでは。

炭のはぜる音、鶏肉の脂がしたたり落ちた時の音や漂う煙の燻された香り…どれも間近で味わえ、臨場感があります。

 

焼き鳥はアラカルトでも、コースでも楽しめますが、今回は数あるメニューの中から“焼き師”三浦さんがオススメする串5本を焼いてもらいました。

その5本とは…

せせり、砂肝、抱き身、ちからこぶ、極みレバーです

と三浦さん。

 

「抱き身」はむね肉、「ちからこぶ」は手羽元なんだとか。

 

「『抱き身』はむね肉を皮で巻いたものです。むね肉自体は脂肪が少なくたんぱくな味わいなんですが、皮をつけることによってジューシーさがプラスされておいしいんですよ!」(三浦さん)

 

こちらが、その「抱き身」。

抱き身
抱き身

三浦さんが語る通り、さっぱりと歯応えのいいむね肉とこんがりジューシーな皮のおいしさが同時に味わえます。

 

一般的な焼き鳥店では、手間がかかるため「むね肉」をあまり使わないそうですが、「坂坂」では客が喜ぶ串を提供したいという想いから、その手間暇を惜しまず、メニューに加えているんだとか。

 

そして、合わせる日本酒にもこだわっています。

それが、焼き鳥に合う味を追求した京都・玉乃光酒造の「94」。語呂合わせで「串」、ラベルも「串」になっていて、米の旨みをしっかりと感じる濃醇な味わいと豊かな酸味が特徴です。

ぬる燗か常温で焼き鳥に合わせるのが、三浦さんのオススメ。

 

他にも豊富な種類を取り揃えていて、好みや焼き鳥の部位に合わせて日本酒を選んでくれるそうですよ。

坂の上に大仏さまを拝みながら、路面電車のガタンゴトンという音も肴になるような焼き鳥店。

 

おしゃれなデートにもよさそうですし、高岡の歴史や文化を感じながらこだわりの味に舌鼓を打つなんていうのもいいかもしれませんね。

店舗情報

【炭火焼き鳥屋 坂坂(さかさか)】

住所 富山県高岡市坂下町86-1 サカサカ内

営業 17:00~24:00

定休 水曜

出典:KNBテレビ「いっちゃん☆KNB」

   2023年10月5日放送

記事編集:nan-nan編集部

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