子供のうちからケアが必要【紫外線】日焼け止めクリームのSPF・PAってなに?塗り方を医師が伝授【いっちゃん☆メディコ】
紫外線の多い季節。
紫外線の予防について、富山赤十字病院 皮膚科部 副部長 中尾 将治(なかお まさはる)医師に聞きました。
(2025年6月30日放送。情報はすべて放送時のものです)
中尾医師
「年々温暖化が進んで紫外線も強いので、夏でも長袖の服を着てもらうですとか、屋外で活動する時は帽子ですとか、そういったもので直接の紫外線から身を守るというのも大事ですし、あとはやはり日焼け止めなどをうまく使っていただければよろしいのかなという風に思います」
皮膚がんや肌トラブルにもつながる紫外線を防ぐために、効果的なのが日焼け止めです。
日焼け止めには
・しわやたるみなどの原因とされるUV-Aを防ぐ指標と
・シミやソバカスなどの原因とされるUV-Bを防ぐ指標が
書かれています。
中尾医師
「UV-Bの場合はサンプロテクションファクター、SPFっていうのが1つの指標になります。簡単に言いますと、平均的な日本人でありますと、20分ほど自然の太陽光を浴びますと皮膚が赤くなってきます。
このSPFが、例えば5の日焼け止めを使った場合、それは要は5倍になるということですね。つまり、100分まで皮膚が赤くならなくなるという、そういったものになります」
中尾医師
「UV-Aの場合はPAという数字がありまして、これが大きいほどこのUV-Aをしっかり守ることができるという風になってますので、この数値を見てちょっと参考にしていただければいいかなと思います」
数値が大きく「+(ぷらす)」が多いほどその防止力が高まります。
どんな時にどれくらいの強さのものを使えばいい?
どんな時にどれくらいの強さのものを使えばいいのでしょうか。
中尾医師
「通勤通学ですとか、ちょっとお買い物に行くですとか、そういった形であれば、それほど数値の高い日焼け止めを使わなくてもいいかなとは思います。日常生活で使うのであれば、大体このSPFが、5から20もあれば十分だと思います。屋外で運動ですとか作業などされる場合は、SPFが50ですとか、大きな数値のものを使っていただければいいかなと思います」
SPFの値に応じてPAの値も変わるため、使用状況に適したSPFの値を選べば、PA値の効果も同時に得られるといいます。
また、水の中でもおよそ4割の紫外線は水深50センチメートルほどまで届くとされているため、海やプールで泳ぐ場合は耐水性のものを選ぶことが大切です。
日焼け止めの塗り方のポイントは?
ポイント①擦り込む必要はない
中尾医師
「擦り込む必要はないと思いますので、薄くまんべんなく伸ばしていただければいいかなと思います。
ただ、塗る量というのを正しく使わないと、想定されているそのSPF値というのが、効果が発揮されませんので、あまり効果がなくなってしまいますので、正しい量を使っていただくっていうのが大事かと思います」
ポイント②真珠の玉ぐらいの大きさ×2
中尾医師
「クリーム状のものですと、大体、真珠の玉ぐらいの大きさですね、それぐらいの量のクリームを大体2玉ぐらい顔全体につけていただくっていうのが正しい使い方になってまいりまして、多分思ったよりか結構、肌が白くなるぐらいつけていただく必要があるかなというふうに思います」
ポイント③塗り直しも大事!夜はしっかり落として寝る
中尾医師
「あとは、汗をかくとやはり取れてきますので、2、3時間とか数時間でまた塗り直してもらうっていうのが1番いいかなと思いますし、日焼け止めでもかぶれたりすることもありますので、夜はしっかり落として寝ていただくっていうのも大事かなと思います」
小さな子供のうちからケアが必要
最近はスプレーやスティックタイプなど、様々な種類の日焼け止めがありますが、毎日使うものだからこそ使い勝手が良く、自身が使いやすいものを選ぶのが大事です。
中尾医師
「紫外線の影響っていうのは今すぐ出るものではないんですけれども、例えば10年後ですとか20年後ですとか、それ以上先になって様々な影響が出てくることがありますので、そういうことを考えて、若いうちというか、小さな子供のうちからケアしてあげるといいかなという風に思います」