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いっちゃん☆メディコ

放送日時
毎週月曜放送(「いっちゃん☆KNB」内)

年々増加しているすい臓がん 早期発見は難しい?健康診断受診の目安はどれくらい?【いっちゃん☆メディコ】

発見された時には治療が難しいケースが多いといわれる「すい臓がん」。症状や注意すべき人などについて、富山大学附属病院 消化器・腫瘍・総合外科教授で副病院長の藤井努(ふじい・つとむ)医師に聞きました。

(2024年4月1日放送。情報はすべて放送時のものです)

藤井医師

「すい臓がんは年々増加している悪性腫瘍で、死因で言いますと、男性の4位。女性の3位、徐々に順位を上げている非常にいわゆるたちの悪い悪性腫瘍です」

すい臓は食べ物を消化する「すい液」を作ることに加え、血糖値を下げるインスリンを分泌する臓器です。胃の後ろにあり 長さは20センチほどで細長い形をしています。

 

がん全体の死亡者のうちすい臓がんは男性で第4位、女性で3位となっています。早期のすい臓がんは無症状で気が付いた時には手術が難しいケースが多いといいます。

藤井医師

「すい臓がんは発見されたときに、既にその転移だったり局所浸潤を認めていることが多いので、実際に見つかった時点で手術ができる状態であるすい臓がんは約2割ぐらいと言われていますので、非常に悪性度が高い腫瘍ということになるかと思います」

すい臓がんはどうして見つけにくい?

すい臓がんはなぜ、見つかりにくいのでしょうか。

 

 

藤井医師

「すい臓は胃の後ろにありまして、通常の超音波検査などではなかなか見つけにくい部分にあります。ですので、健康診断等では見つからないこともありまして、発見時、非常に進行しているということが多いということになります」

すい臓がん 5年生存率が低い理由は…

がんと診断された人のうち、5年後に生存している人の割合です。すい臓がんの場合は、男性、女性とも10パーセントを下回っています。悪性度が高いこともありますが、それ以外の要因もあると藤井医師はいいます。

 

 

藤井医師

「現在報告されているそのような5年生存率のデータは、10年以上前に、見つかった、すい臓がんの方のデータということになるからです。すい臓がんには、約10年ほど前に新しい、非常に有効な抗がん剤治療が二つ、保険承認されていますのでその影響がない時代の、5年生存率はやはりあまりよろしくない、ということになります」

すい臓がんの主な症状は?

「すい臓がん」の場合、進行すると腹痛や背中の痛みといった症状が出てきます。

 

 

藤井医師

「あと特徴的なのは、黄疸ですね。皮膚が黄色くなるという症状で見つかることがある、ということが一つと、それから糖尿病になっていた人が急に血糖値が悪くなる。もしくは、今まで健康だった人が急に心当たりもなく糖尿病になる。血糖値が上がるというときは、すい臓がんの可能性がありますので、すい臓をしっかりと調べるということが重要です」

 

 

これらの症状が出てきた場合、がんが進行している可能性があります。

このほかにも気を付けたいポイントがあります。

 

 

藤井医師

「すい臓がんの一つの特徴として、5から10%の方に遺伝が関係すると言われておりますので、身近なご家族に膵臓がんになった方がいらっしゃれば、その方はすい臓がんの発生頻度がやや上がる可能性がありますので、すい臓を中心とした健康診断チェックをしていただきたいと思います」

すい臓がん 特に注意すべき人は?

すい臓がんの5から10パーセントは「家族性膵癌」の可能性が高く、親子や兄弟・姉妹で「すい臓がん」になった人がいる場合は、そのリスクは高いという報告もあります。

 

 

藤井医師

「すい臓に対する健康診断というのは、最低でも年に1回ということになるかと思います。ただ、身近に2人3人、すい臓がんの方がいらっしゃるというような方は、やはりかなり確率が高くなります。そういう方は年に2回ぐらい健康診断に行かれてもいいかもしれません」

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