ラーメンなのに蕎麦だし!? 地元で愛される【まろやか富山ブラック】
昆布とかつお節の旨味が決め手のラーメンスープ
富山のご当地ラーメンと言えば…誰もが知っているブラックラーメン。
戦後復興期の肉体労働者が好んだという富山ブラックは、塩味の強い真っ黒なスープと食べ応えのあるモチモチ麺が特徴。その知名度が上がるにつれて、お店ごとにスープやトッピング、麺に工夫を凝らし、いまや一口に「富山ブラック」と言っても様々な味を楽しむことができます。
そんな富山ブラックラーメンの中から今回ご紹介するのは、"日本一小さな村"舟橋村で地域住民から愛されている食事処「喜多山」のブラックラーメンです。
スープの見た目は、富山ブラックの名に恥じないイメージ通りの黒!
ですが、実はこのスープ、この色の濃さからは想像できないほどマイルドな口当たりなのです。
というのも、スープに使われているだしは、なんと蕎麦だし!
昆布とかつお節から丁寧にひかれた蕎麦だしを使うことでスープの味に深みとコクをプラスし、塩気は控えめに仕上げているんです。
ラーメン専門店にはなかなかない発想は、そばやうどん、どんぶりなども出す食堂ならでは。
また、お店こだわりの麺は、全国の有名ラーメン店にも卸されている東京下町屈指の製麺所、浅草開花楼製。モチモチした食感の麺と味わい深いスープのバランスがたまりません!
こだわりの鶏ガラスープも!
実は、このブラックラーメンに負けず劣らず人気なのが「蔵出し醤油ラーメン」。
さっぱりした鶏ガラスープに、九州から取り寄せた熟成度が高い醤油、そして、20年もの間継ぎ足し継ぎ足しして作っているチャーシューの煮込みダレをブレンドして、味わい深いラーメンスープに仕立てています。
地域の食堂としてファミリーや職場仲間で訪れる人も多く、店内にはテーブル席はもちろん広々とした小上がりもあります。
そばやうどん、どんぶりや一品料理など、ラーメン以外のメニューも豊富なので、老若男女問わず、和気あいあいと食事を楽しむこともできそうですね。
【店名】喜多山
【住所】富山県中新川郡舟橋村国重52‐5
【営業時間】11:00~
【定休日】火曜日
出典:KNBテレビ「いっちゃん☆KNB」
2023年3月7日放送
記事編集:nan-nan編集部