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石川で人気の「とり白菜鍋」が富山・射水に初出店【さぶろうべい 小杉店】鶏油と醤油だれで食べる新感覚の鶏鍋!ランチはごはん・味噌汁おかわり無料

戦後まもない1950年、石川県河北郡(今のかほく市)で誕生した「さぶろうべい食堂」。

養鶏場を営みながら自動販売機センターとゲームセンターの営業を行っていた創業者の高橋三郎平さんが、ゆで玉子の直売所の隣に自ら建てた小屋で丼や定食を出したのが始まりの小さな食堂でした。高橋さんは、卵を産まなくなった親鳥(ひねどり)を無駄にせずに使い切ろうと、鶏油をアクセントに試行錯誤しながら作り出した秘伝の醤油ダレとといた卵で食べるメニューを考案します。

 

それが、「とり白菜鍋」。

シンプルで満足度が高いごちそうとして地域に愛され、次第に店の名物メニューとなりました。

 

その後、事業承継を機に「さぶろうべい」は店舗を拡大、石川県に直営店舗を3つ構える人気店となっています。

2024年3月にはさらにエリアを拡大し、富山県射水市にフランチャイズ1号店をオープンします。

場所は、富山県射水市。

歌の森運動公園からほど近い場所です。

 

店内にはテーブル席にカウンター、小上がりには堀ごたつ式のテーブル席もあって、おひとりさまから家族連れまで利用しやくなっています。

ランチの定番は「親とり白菜鍋 定食」

ランチメニューの定番は「親とり白菜鍋 定食」。

 

戦前戦後の貧困時代を味わった経験から、食べ物を大事にしたいという創業者の想いで作られたメニュー。当時、卵を産まなくなったひねどりは肉が硬く、食用として好まれなかったため廃棄されていましたが、その肉をおいしく食べられるように工夫されています。

 

専用の鍋には、山盛りの白菜と下味をつけたひねどりの肉。

鍋と言っても出汁やスープは入っておらず、焼くように火を通し、白菜から出る水分でやわらかく仕上げていきます。

味のポイントになるのは、鍋底の下にしいてある鶏油(チーユ)。鶏皮を弱火でじっくりと丁寧に熱しながら抽出した特製の油で、香ばしい鶏の風味がよりいっそう強まります。

鶏肉と白菜に火が通ったら、できあがり。

卵が入った醤油ベースのたれにつけて食べます。

この醤油だれも、創業者の試行錯誤で生まれた秘伝のもの。

能登伝統の「魚醤(いしる)」を使っていて、奥深い塩味が鶏の甘みによく合います。

 

歯応えのいいひねどりからは噛めば噛むほど旨みがにじみ出て、鶏肉にしみ込んだ特製たれと絡み合います。白菜との食感の違いもバランスがよく、ごはんが進む味わいです。

 

親鶏はプラス110円で若鶏に変更することもできます。

やわらかくてジューシーな若鶏との食感や味比べも楽しめます。

ビールにもよく合う名物「とりかわ」

もうひとつの店の看板メニューとなっているのが、創業以来70年以上にわたって愛され続ける「とりかわ」。

丁寧に煮込んでいるのでとてもやわらかく、噛み切れないなんて心配もまったくありません。からしがついてきますが、一味とうがらしとの相性も抜群です。

「通」の客は、白菜鍋ができるまでの間に「とりあえず、とりかわ。ダブルで」と注文することが多いんだとか。

ごはんもビールもすすむ、鶏皮ファン必見のイチオシメニューです。

ランチタイムは、唐揚げ定食やチキンカツ、アジフライやエビフライなどを使った定食も。鶏が苦手な人には、豚バラ肉の白菜鍋も選べます。

ランチのごはんと味噌汁はおかわり無料なので、たくさん食べたい人にはコスパも高いランチになりそう。

 

夜は、家族や友人とあったかい鍋を囲みながら味わえる一品料理やキッズメニューも揃っています。

ランチに、飲み会に、家族での食事に、幅広いシチュエーションで楽しめそうです。

【店舗情報】

【さぶろうべい 小杉店】

住 所 富⼭県射⽔市⼾破 1633
営 業 11:00-14:30(L.O14:00)、17:00-22:00(L.O21:30)

電 話 0766‐54‐0763

駐車場 あり

記事編集:nan-nan編集部

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