生地が命! もちもち生地とクリームの層がミルフィーユのようなクレープ店【くれ~ぷ mikazuki】富山市
たっぷりクリームに旬のフルーツ…
カフェ&ティータイムのおともや小腹を満たすおやつに人気のクレープですが、その生地にとことんこだわったクレープ店が富山市にあります。
店の名は「くれ~ぷmikazuki(みかずき)」。
店があるのは、富山市民病院近くの富山市太郎丸本町。交通量が多く飲食店も並ぶ国道41号から少し離れた人通りの少ない場所にありますが、週末ともなると1時間待ちの列ができるほどの人気店です。
店内に貼られた「生地が命」
白を基調としたすっきりと清潔感のある店内をぐるっと見回すと、厨房の左手には「生地が命」の書が!
生地にこだわるクレープ店は少なくありませんが、この書からは並々ならない熱量と気概が伝わってきます。
「子供に習字を教えていたときに、私が書いたものなんですけど…何を書こうかいろいろ考えて、出てきた言葉がこれだったんです」と、店主の早川和美さん。
そんな早川さんがクレープを初めて食べたのは、中学生のころ。
その味に衝撃を受け、クレープにどっぷりハマってしまったんだとか。
「通学費のバス代でクレープを買って食べてました。家までは歩いて帰ってましたね」(早川さん)
クレープのために通学のバス代まで使い込んでしまったという早川さん。以来、数多くの店を食べ歩きながら、生地やクリームの特徴をノートに書いて、分析を重ねました。
独自のクレープ研究の成果が表れているのが、こだわりのクレープ生地。
時間と労力を惜しむことなく完成させた生地は、甘さが控えめで、伸びがよく、適度なもちもち感を楽しむことができます。
もちもち生地とクリームの層
おいしくて見た目も美しいクレープ
ブルーベリーやバナナ、黒蜜、きなこなど、トッピングの種類は豊富ですが、人気は「Wクリームいちごコンフィ(900円)」です。
少し厚めに焼いた生地に、ホイップクリームとカスタードクリームをダブルで絞り、大粒のイチゴをシロップに漬け込んだ「いちごコンフィ」をバランスよく配置し、くるくるっと巻き上げたクレープです。
「生地が命」と断言するだけあって、生地だけで食べてもおいしい…のですが、その生地とクリームがきれいな層になっています。
まるでミルフィーユを食べているかのような食感で、最後までその味わいが楽しめるように、生地の厚みや巻き方、クリームの配置を計算しています。
もちもちの食感を味わいを楽しんでほしいとの想いから、生地の作り置きをしていないため、注文してから約5分ほどかかります。
混み合う週末はちょっと待つ必要があるかもしれませんが、その分、おいしいクレープが食べられると思って楽しんでください。
店がオープンしたのは2017年。
「ママの作ったおいしいクレープ、たくさんの人に食べてもらいたいね」
当時、小学生だった息子さんが早川さんにそう言ってくれた日、とてもきれいに輝いていた三日月から店の名前をとりました。
家族の応援を支えに営むクレープ店、2024年春には移転オープンを予定しているとのこと。楽しみですね。
【店舗情報】
【くれ~ぷ mikazuki(みかずき)】
住 所 富山市太郎丸本町4丁目2-17 寺垣第二ビル
営業時間 OPEN 12:00~13:00頃 / CLOSE 17:00~17:30頃
定休日 月曜、不定休あり
記事編集:nan-nan編集部