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第624回 北日本放送番組審議会概要

 北日本放送では、放送番組の向上と適正を図るため、年10回、番組審議会を開催しています。議題は番組等に関することで、委員は9名で構成されています。北日本放送では、審議会で出されたご意見を番組制作等の参考にさせていただきます。 番組審議会の模様は、「あなたとKNB」(毎月第一土曜11:38~11:45)内で放送いたしますので、ご覧下さい。

1)開催日時

2024年3月12日(火) 午後2時~午後3時

2)開催場所

北日本放送 8階大会議室

3)出席委員(敬称略)

委員長

高木 利久 (富山国際大学 学長)

 

副委員長

岩本 聡 (北日本新聞社 専務取締役 論説・編集・制作・映像ソフト担当 編集局長)


委員
田中 美弥 (野菜ソムリエ上級プロ)

西山 貞義 (富山中央法律事務所 弁護士)

福村 章  (北陸電力 常務執行役員 原子力本部長)

新田洋太朗 (富山青年会議所2023年度理事長/日本海ガス絆ホールディングス 代表取締役社長)

水野真理子 (富山大学学術研究部 教養教育院 准教授)

 

北日本放送側出席者
島谷社長、山本常務、河原報道局長
守護コンテンツ局次長兼編成担当部長、本田報道担当部長
《事務局》土肥コンテンツ局長、中川考査担当部長、陸田

4)議題

 (1)北日本放送制作テレビ番組合評
 能登半島地震報道を振り返る(合計45分のVTR)
 1/1(月)地震発生から約2時間の初期報道から15分間のダイジェスト
 1/3(水)news every. 特別版 16:00-16:30

 

 (2)「北日本放送放送基準」の一部変更について

 諮問、審議、答申

 

 (3)その他

 ・「視聴者の声(1/21-2/20)」視聴者対応について

5)審議内容

・北日本放送が制作した上記番組の合評を行った。

・2024年4月1日付で改正される「民放連放送基準」を引き続き「北日本放送放送基準」が準拠することについて、妥当との答申を得た。

6)審議概要

 ・人員が手薄であろう元日で自らも被災しながらの初期報道だったが、その時点で必要な情報は出せていたと思う。分かっていることを落ち着いて伝えようとするアナウンサーの姿勢も良かった。ただし、発災直後の避難の呼びかけはもっと感情的に緊急事態なのだということを表現した方が良かったかもしれない。


 ・L字画面でライフラインや交通の情報が表示されていて良かった。だが、「津波」「逃げろ」等のテロップは外国人には伝わらないおそれがある。県内在住の外国人も増えているので、「TSUNAMI」などのテロップも必要だと思う。また視覚障碍者にはラジオとなるのかもしれないが、緊急時のハンディキャップのある人への伝え方も検討しなければならないのではないか。


 ・番組審議会に事後検証の場を設けられたことは素晴らしいし、社内でも検証されたことと思う。その際、どうしても改善すべき部分に意識が集中するものだが、良かった部分についても是非纏めていただきたい。今後の役に立つと思う。


 ・被害の実態を伝えることは大切なことだが、大きな揺れで家具が倒れたり道路が波打ったりするような映像によって、その時の恐怖がフラッシュバックする人もでてくる。時間の経過とともに視聴者への配慮も必要になってくるのではないか。

委員からは以上のような意見がありました。北日本放送では委員の声をこれからの番組作りに反映させていきます。

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