第612回 北日本放送番組審議会概要
北日本放送では、放送番組の向上と適正を図るため、年10回、番組審議会を開催しています。議題は番組等に関することで、委員は9名で構成されています。北日本放送では、審議会で出されたご意見を番組制作等の参考にさせていただきます。 番組審議会の模様は、「あなたとKNB」(毎月第一土曜11:38~11:45)内で放送いたしますので、ご覧下さい。
1)開催日時
2022年12月13日(火) 午後2時~午後3時
2)開催場所
北日本放送 8階大会議室
3)出席委員(敬称略)
委員長
高木 利久 (富山国際大学 学長)
副委員長
岩本 聡 (北日本新聞社 専務取締役 論説・編集・制作・映像ソフト担当 編集局長)
委員
梅澤 礼 (富山大学 人文学部准教授)
田中 美弥 (野菜ソムリエ上級プロ)
西山 貞義 (富山中央法律事務所 弁護士)
水野 カオル(Ponteとやま代表理事)
東出 悦子 (アイペック代表取締役)
福村 章 (北陸電力 常務執行役員 原子力本部長)
北日本放送側出席者
瀧脇社長、佐伯常務、河原報道局長
五十田テレビ制作担当部長、中村ディレクター
《事務局》土肥コンテンツ局長、中川考査担当部長、横島
4)議題
(1)北日本放送制作テレビ番組合評
日本のチカラ「切り拓け、一本道
~マウンテンバイクで里山再生~」
12月4(日)午前5時45分~6時15分放送
(2)「北日本放送番組基準」「放送番組編集基本計画」の一部変更について審議および答申
(3)その他
・「視聴者の声(10/21-11/20)」視聴者対応について
5)審議内容
・北日本放送が制作した上記番組の合評を行った。
・「民放連放送基準」の改正に伴う「北日本放送番組基準」「放送番組編集基本計画」の一部変更について、事前に受け付けた質問に対する回答が了承された。
・委員からの意見を取り入れて一文を追加した「【改訂】放送番組編集基本計画」が「北日本放送番組基準」と併せて審議され、変更妥当との答申があった。
6)審議概要
・佐藤さんのパワフルさ、熱量が伝わってくる番組だった。熱い思いを継続して持ち続けていると、仲間ができる、人が集まってくる、行政も巻き込める。まさに佐藤さんの熱が固定観念を溶かしていく過程が良かった。
・見終わって、この一本道が未来へ続く道だと伝えたかったのではないかと思った。佐藤さんは典型的な楽観主義者だと思うが、その行動や考え方はどこからきているのか興味がわいた。生い立ちなどの紹介があればよかったと思う
・佐藤さんが面白い人だということ、2kmの道を切り開くのは大変だということはわかったが、本当に伝えたかったことは何だったのだろう。佐藤さんのやっていることの幅が広すぎるせいなのか?30分番組に盛り込み過ぎたせいなのか?もう少しポイントを絞り込めればよかったと思う。
・家族団欒の場面で「奥さんの手料理で一番好きなのは?」という質問をしていたが、夢を追う夫を支える妻という伝統的な価値観に基づくものと感じた。実際には奥さまも陶芸家で、財布も別々という新しい家族のカタチだと紹介されていたので、不要な質問だったのでは?
委員からは以上のような意見がありました。北日本放送では委員の声をこれからの番組作りに反映させていきます。