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第608回 北日本放送番組審議会概要

 北日本放送では、放送番組の向上と適正を図るため、年10回、番組審議会を開催しています。議題は番組等に関することで、委員は9名で構成されています。北日本放送では、審議会で出されたご意見を番組制作等の参考にさせていただきます。 番組審議会の模様は、「あなたとKNB」(毎月第一土曜11:38~11:45)内で放送いたしますので、ご覧下さい。

1)開催日時

2022年7月12日(火) 午後2時~午後3時

2)開催場所

北日本放送 8階大会議室

3)出席委員(敬称略)

委員長

高木 利久 (富山国際大学 学長)


副委員長

岩本 聡  (北日本新聞社 専務取締役 論説・編集・制作・映像ソフト担当 編集局長)
委員

梅澤 礼  (富山大学 人文学部准教授)
田中 美弥 (野菜ソムリエ上級プロ)
西山 貞義 (富山中央法律事務所 弁護士)
水野 カオル(Ponteとやま代表理事)
針田 慶  (富山青年会議所 2022年度理事長 クリーン産業取締役常務)
東出 悦子 (アイペック代表取締役)
福村 章  (北陸電力 常務執行役員 原子力本部長)

 

北日本放送側出席者
瀧脇社長、佐伯常務、河原報道局長
本田報道担当部長、濱谷ディレクター兼カメラマン
《事務局》土肥コンテンツ局長、中川考査担当部長、横島

4)議題

 (1)北日本放送制作テレビ番組合評
  KNBふるさとスペシャル
  「父の書斎~百合子の蓼科だより~」
  6月26(日)午後4時~4時55分放送

 

 (2)その他
 ・「視聴者の声(5/21-6/20)」視聴者対応について

5)審議内容

・北日本放送が制作した上記番組の合評を行った。

6)審議概要

 ・美しい蓼科の自然と穏やかな生活から始まり、プラハの春、ウクライナのニュース、堀田善衛の思想と材料が多く、またそれぞれの要素が強いだけに、番組としてまとめる際の苦労がうかがわれた作品だった。冒頭に内容を簡潔にまとめたパートがあればよかったかもしれない。

 

 ・制作者の強い思いが空回りしたのか、内容を盛り込み過ぎたごちゃごちゃ感があり、伝えたいことが伝わらなかったのではないか。また、印象的な音楽が使用されていたが、番組内容を理解しようとする際に妨げになると感じた部分があった。使用シーンとの相性をもう少し考えたほうが良かったのではないか。

 

 ・番組の構成は美しい自然から戦乱まで、その時代も中世から現在までと、とても幅広い要素だった。うまく消化できなかったのか、見終わって残ったもやもや感についてしばらく考えさせられた。このように考えさせられる番組は素晴らしいと思った。

 

 ・堀田善衛、蓼科の美しい自然と暮らし、娘の百合子さん、3本柱の関連性がもう一つ理解できなかった。振れ幅のとても大きい番組で、ターゲットとした層はどこだったのか。共通するバックグランドを持っていないと理解しづらいのではないかと感じた。

委員からは以上のような意見がありました。北日本放送では委員の声をこれからの番組作りに反映させていきます。

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