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第607回 北日本放送番組審議会概要

 北日本放送では、放送番組の向上と適正を図るため、年10回、番組審議会を開催しています。議題は番組等に関することで、委員は9名で構成されています。北日本放送では、審議会で出されたご意見を番組制作等の参考にさせていただきます。 番組審議会の模様は、「あなたとKNB」(毎月第一土曜11:38~11:45)内で放送いたしますので、ご覧下さい。

1)開催日時

2022年6月14日(火) 午後2時~午後3時

2)開催場所

北日本放送 8階大会議室

3)出席委員(敬称略)

委員長

山本 茂行 (富山市ファミリーパーク 名誉園長)

 

副委員長

岩本 聡  (北日本新聞社 専務取締役 論説・編集・制作・映像ソフト担当 編集局長)


委員

北村 耕作 (キタムラ機械 代表取締役専務)
平田 亙  (北陸電力 取締役 常務執行役員)
梅澤 礼  (富山大学 人文学部准教授)
田中 美弥 (野菜ソムリエ上級プロ)
西山 貞義 (富山中央法律事務所 弁護士)
松浦 憲秀 (富山青年会議所 直前理事長 内外商事取締役)
水野 カオル(Ponteとやま代表理事)

 

北日本放送側出席者
瀧脇社長、水野専務、佐伯常務、桐谷報道制作局長
堀田報道制作部長、神林記者
《事務局》河原編成局長、中川考査部長、横島考査部員

4)議題

 (1)北日本放送制作テレビ番組合評
  KNBふるさとスペシャル
  「ひとたび足を路地に入れば-ひそむ格差-」
  5月22(日)午後4時~4時55分放送

 

 (2)その他
 ・「視聴者の声(4/21-5/20)」視聴者対応について

5)審議内容

・北日本放送が制作した上記番組の合評を行った。

6)審議概要

 ・格差や貧困は、社会に必ず存在する問題であることを改めて認識させられると同 時に、平等とは誰にとっての平等なのかなど、いろいろなことを考えるきっかけとなる良い番組だと思った。

 

 ・横山源之助が生きた時代の貧困と現代の貧困は同じものではないが120年経っても解消されていないことは事実。自助・共助・公助と言われるが、社会のセーフティネットであるはずの公助が最後になっていることに政治の責任は大きいと思う。

 

 ・“社会的弱者”という呼称を再考する必要があるのかもしれない。弱者という呼称は貧困に苦しむ人の自己肯定感を取り上げ、「恥ずかしい」「隠さなければ」と思わせるものではないか。

 

 ・自分が当事者になったと仮定したときのヒントが物足りなかった。貧困層は確実に増えているはずなのに、社会保障制度は時代にマッチしているのか?国・県・市町村はどう考えているのか?政治・行政側を追加取材して続編を期待する。

委員からは以上のような意見がありました。北日本放送では委員の声をこれからの番組作りに反映させていきます。

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