富山県朝日町。
新潟県との県境に位置し、ヒスイの原石が採れるヒスイ海岸や、舟川べりの桜並木とチューリップ、菜の花が雪の朝日岳に映える「春の四重奏」が観光名所の町ですが、もうひとつ、冬に多くの人を惹きつける人気のスポットがあります。
それが、「たら汁街道」。
冬に好んで食べられる朝日町の郷土料理「たら汁」の看板やのぼりが、国道8号沿いで営業するドライブインや民宿の店先にいくつも並ぶことから、そう呼ばれています。
数ある店の中から今回紹介するのは、1968年創業のドライブイン金森。
店内は広々としていて、テーブルと座敷を合わせて80席。
新潟から富山を貫き、石川や京都へと至る国道沿いにあるため、常連のトラックドライバーの姿は多く、観光客でも気軽に立ち寄れるアットホームな雰囲気の店です。
どんぶりから溢れそうなたら汁は作り置きなし
たら汁定食 1000円
こちらが、名物のたら汁。
大きな丼からあふれんばかりになみなみと注がれ、タラの切り身がこんもりと山のように盛られた1杯です。
調理を手掛けるのは、「タキちゃん」の愛称で親しまれている女将の金森多喜子さん。注文を受けてから1杯1杯、仕上げていくんだそう。
「作り置きは絶対にしません。タラは鮮度が大事ですから」(金森さん)
ほろほろと崩れるタラの身だけでなく、肝や白子もたっぷりと入っていて、仕上げに散らされた大量の白ネギがいいアクセントになっています。
タラのうま味がたっぷりと溶け出したスープは、肝や白子のコク深い味わいも手伝って奥行きのある味わい。寒い冬には特にアツアツのスープが五臓六腑にしみわたります。
北海道や三陸から仕入れたスケソウダラを時間をかけて丁寧に下処理しているからこそ、見た目の豪快さとは裏腹に、アクやエグみのない澄んだおいしさを味わうことができるんだとか。
タキちゃんの一品料理も大人気!
店内のショーケースに女将手作りの一品料理がたくさん並ぶのも、ドライブインの食堂ならでは。
肉じゃがやモツ煮込みなどお気に入りのおかずとごはんに、単品のたら汁を注文するお客さんも少なくありません。
世界的にも珍しいヒスイの原石が採れるヒスイ海岸やキャンプ場、舟川エリアからも近い「ドライブイン金森」。
冬のシーズンだけでなく「たら汁は1年中いつ食べてもおいしいよ!」と金森さん。
春や夏に朝日町を訪れた際も、気軽に立ち寄れそうですね。
出典:KNBテレビ「いっちゃん☆KNB」
2024年1月19日放送
記事編集:nan-nan編集部



