生クリーム苦手なパティシエが作った甘さ控えめロールケーキが自慢【cafe&patisserie 右膝のひととき。】食事も食べられる富山市のカフェ&パティスリー
2024年3月、富山市草島に風変りな名前の店がオープンしました。
その名も「右膝のひととき。」。
この名前だけではどんな店か想像もつきませんが、変わった店名とは裏腹に、実際はロールケーキやマカロン、シュークリームや焼き菓子などのスイーツが並ぶパティスリー。そして、昼はランチ、夜はディナーも楽しめるおしゃれなカフェなんです。
風変りな店の名前とは裏腹!?
スタイリッシュなパティスリー&カフェ
富山市の四方と魚津を結ぶ県道 富山魚津線。海からの風を感じることもできる幹線道路沿いに店はあります。
グレーを基調とした2トーンのスクエアな外観はシックでスタイリッシュ。ですが、店内に一歩踏み入れると白壁とナチュラルな木の床、天井が明るく、開放的でほっと落ち着く雰囲気です。
同時に、鼻にふんわりと広がるのが、パティスリー特有の甘い香り。
ショーケースにはロールケーキやシュークリームがたくさん並びますが、開店後ほどなくして空っぽになってしまうという人気の店です。
店の奥にはカウンターとテーブル席があって、カフェスペースになっています。
購入したスイーツや焼き菓子をゆっくり味わうことができるのはもちろん、ランチやディナーを味わうこともできます。
生クリーム苦手な店主もオススメするロールケーキ
こだわりのロールケーキは、季節限定のものも合わせて5種類をラインナップ。
店主の金本怜奈さんのオススメは、ショートケーキ風の「いちごのシャンティロール」。まるっとかわいらしいヘタつきのいちごが1粒、ちょこんと添えられています。
スポンジはバターを使わず、液体油脂と水あめを多めに入れるのがこだわりで、ふんわりとした軽めの生地に仕上がっています。密度が高めの生クリームはなめらかな舌触りで、甘さも控えめ。ぺろっと食べられてしまうおいしさです。
小さい頃からパティシエになるのが夢だったという金本さん。
念願の店を構えることができましたが、実は金本さん自身は生クリームが苦手なんだとか。
「生クリームがそんなに得意じゃないんですが、知人の結婚式で食べた生クリーム少なめのロールケーキの虜になってしまって…こんなケーキを作りたいって思ったんです」(金本さん)
チーズの風味を楽しめる「ふろまーじゅロール」や、ショコラのマカロンと一緒に味わう「しょこらシャンティ」、季節限定「さくらロール」など、どれも金本さんのアイディアとこだわりが詰まった力作揃いです。
ランチの食事メニューも充実
曜日限定でダイニングの営業も
11:30から14:30までのランチタイムには食事を楽しむこともできます。
パスタやオムライス、カレーといった洋食がメインのラインナップですが、金本さんのオススメはペペロンチーノ。
「おいしいものとおいしいものをかけ合わせれば、おいしいものができる」という想いで作る金本さんのレシピは、オーソドックスでありながら所々に気の利いたアレンジや工夫が散りばめられています。
ペペロンチーノは、ベーコンの塩味と鷹の爪に、熱が通ってもシャキ感が残ったレタスを合わせた1皿。辛さは控えめにしていて、子供でも食べやすく仕上がっています。
金・土曜と祝前日の夜には、居酒屋ダイニングとしての営業も。お酒に合う洋風のバルメニューを味わうことができ、昼とはまた違った趣きを楽しむこともできます。
でもなんで「右膝のひととき。」なの?
風変りな店名の由来は…
それにしても、なんで風変りな「右膝のひととき。」という店名なのか、気になりますよね?
金本さんにたずねてみると…
「占い師に『右膝が不幸がふりかかる!』と言われちゃって…それを逆手にとって店名にしてみました。最初は“右膝の反抗期”って名前にしようと思ったんですけどね。さすがにそれは周囲に反対されて…」
と苦笑いの様子。
ユーモアあふれる金本さんのあたたかいスイーツや洋食でほっと癒される時間を楽しめそうです。
店舗情報
【cafe&patisserie 右膝のひととき。】
住 所 富山県富山市草島55-1
営 業 10:00~18:00
≪ランチ≫11:30~14:30
電 話 080-9670-2111
定休日 水、木曜
駐車場 あり
記事編集:nan-nan編集部