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いざという時に“備えない”【日常防災】という考え方…元消防士が提案!災害時も役立つ直火式ホットサンドメーカー

2023年は関東大震災から100年という節目の年。

毎年9月1日の「防災の日」をきっかけに、改めて地震や火災、豪雨や台風などの天災への備えを新たにしたいものですが…

 

なんと、「備えない」防災という考え方があるのをご存知ですか?

 

提案するのは、約12年間にわたって現場で活動してきた元消防士の林恭史さんです。

林 恭史さん
林 恭史さん
消防士時代の林 恭史さん
消防士時代の林 恭史さん

元消防士がたどり着いた「日常生活の延長で備える」という防災の考え方

林さんは、かつて消防活動の現場で人の死に接する機会も数多く、その経験から「もっと自分にできることはないのか?」と模索する日々が続きました。

 

その中でたどり着いたのが、備えない「日常防災」という考え方です。

 

地震や台風が頻発する日本では、非常時は日常のすぐ隣にあり、一人ひとりの防災意識を高めることが重要。ですが、人間はそんなに簡単に日々の意識を変えることはできません。

そこで、「日常」と「もしもの時」を切り離さずに、日常生活の延長線で備えるのがいいと考えたのです。

 

そんな「日常防災」に役立つ製品を作ろうと林さんは一念発起して起業。「IWANO」というキッチン・アウトドア用品のブランドで、さまざまな「備えない防災グッズ」を提案しています。

たとえば、こちらは直火式ホットサンドメーカー。

 

ホットサンドの調理はもちろんですが、2枚のプレートを切り離して1枚にし、フライパンとして使うことができます。

 

アウトドアなどで持ち運びできる調理器具として普段から使えるだけでなく、「もしも」の時の使いやすさを追求しています。

両面がフラットプレートで凹凸がなく、少量の水やふき取りだけで片付けることができるのもポイント。

 

軽くてコンパクトなので、防災バッグに入れておいてもよさそうです。

防災は、特別なものじゃない!
子供でも楽しみながら防災を

防災は、特別なものとして考えるとハードルが上がり、後回しになってしまいがち。

「日常を楽しみながら、万が一に備えることが大事」と言う林さん。

 

「IWANO」のホームページでは、災害直後に子供でも調理して食べることができる防災レシピも紹介しています。

 

毎日の暮らしを楽しみながら災害に備える“備えない”防災という考え方。

いろんなシチュエーションで応用できそうなので、ぜひ参考にしてみてください。

記事編集:nan-nan編集部

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