第620回 北日本放送番組審議会概要
北日本放送では、放送番組の向上と適正を図るため、年10回、番組審議会を開催しています。議題は番組等に関することで、委員は9名で構成されています。北日本放送では、審議会で出されたご意見を番組制作等の参考にさせていただきます。 番組審議会の模様は、「あなたとKNB」(毎月第一土曜11:38~11:45)内で放送いたしますので、ご覧下さい。
1)開催日時
2023年10月10日(火) 午後2時~午後3時
2)開催場所
北日本放送 8階大会議室
3)出席委員(敬称略)
委員長
高木 利久 (富山国際大学 学長)
副委員長
岩本 聡 (北日本新聞社 専務取締役 論説・編集・制作・映像ソフト担当 編集局長)
委員
田中 美弥 (野菜ソムリエ上級プロ)
西山 貞義 (富山中央法律事務所 弁護士)
水野カオル (一般社団法人Ponteとやま代表理事)
東出 悦子 (アイペック代表取締役)
福村 章 (北陸電力 常務執行役員 原子力本部長)
新田洋太朗 (富山青年会議所2023年度理事長/日本海ガス絆ホールディングス 代表取締役社長)
水野真理子 (富山大学学術研究部 教養教育院 准教授)
北日本放送側出席者
島谷社長、山本常務、河原報道局長
平島ラジオ制作担当部長、寺崎ディレクター
《事務局》土肥コンテンツ局長、中川考査担当部長、陸田
4)議題
(1)ラジオ特別番組合評
富山民放ラジオ7局ネット 防災スペシャル2023
「豪雨災害はなぜ起きる」
9月6(水)午前9時~10時55分放送
上記放送を1時間のダイジェスト版に再編集
(2)その他
・「視聴者の声(8/21-9/20)」視聴者対応について
5)審議内容
・北日本放送が制作した上記番組の合評を行った。
6)審議概要
・番組内で繰り返し強調されていた「避難レベル4で避難し、避難先でレベル5を知る」の重要性が理解できた。常日頃から1段先、2段先を想定して災害への準備をするように心掛けたい。防災意識のアップデートや防災備蓄品の見直しも必要だと思った。
・県内民放ラジオ7局参加の有意義な取り組みであり、この夏の豪雨災害を受けてのタイムリーな話題で、マイタイムライン、結ネット、キキクル、河川カメラなど有益な情報が満載だった。今後は、災害時の連携方法、連携タイミングなど具体的な検討をぜひ進めてほしい。同時生放送は難しいとしても、お互いに入手した情報のやりとりができると、放送内容を補完しあえると思う。
・番組タイトルと内容にズレを感じた。雨が降る、線状降水帯ができる仕組みを知ることは大切だが、より重要なのはそれによる災害にどう備えるかということ。防災意識にもう少し重点を置いて「豪雨災害にどう備えるか」というようなタイトルが良かったと思う。
・ダイジェスト版だからかもしれないが、情報が詰め込まれ過ぎていたように感じた。災害情報は見れば何が起きているかわかることが多く、言葉だけでそれを伝えるのはやっぱり大変。ラジオ番組だとわかってはいるが、解説を補ったり災害情報が入手できるウェブサイトなどの視覚情報が欲しいと思った。
委員からは以上のような意見がありました。北日本放送では委員の声をこれからの番組作りに反映させていきます。