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第616回 北日本放送番組審議会概要

 北日本放送では、放送番組の向上と適正を図るため、年10回、番組審議会を開催しています。議題は番組等に関することで、委員は9名で構成されています。北日本放送では、審議会で出されたご意見を番組制作等の参考にさせていただきます。 番組審議会の模様は、「あなたとKNB」(毎月第一土曜11:38~11:45)内で放送いたしますので、ご覧下さい。

1)開催日時

2023年5月9日(火) 午後2時~午後3時

2)開催場所

北日本放送 8階大会議室

3)出席委員(敬称略)

委員長

高木 利久 (富山国際大学 学長)

 

副委員長

岩本 聡 (北日本新聞社 専務取締役 論説・編集・制作・映像ソフト担当 編集局長)


委員

梅澤 礼※ (明治学院大学文学部フランス文学科)
田中 美弥 (野菜ソムリエ上級プロ)

西山 貞義 (富山中央法律事務所 弁護士)
東出 悦子 (アイペック代表取締役)

福村 章  (北陸電力 常務執行役員 原子力本部長)

 

※リモート参加

 

北日本放送側出席者
瀧脇社長、佐伯常務、河原報道局長
五十田制作担当部長、藤井ディレクター
《事務局》土肥コンテンツ局長、中川考査担当部長、横島

4)議題

 (1)北日本放送制作テレビ番組合評
 KNBふるさとスペシャル
 「よりどころ~母からつなぐ三姉妹食堂~」
 4月30日(日)午後4時~4時55分放送
 

 (2)その他
 ・「視聴者の声(3/21-4/20)」視聴者対応について

5)審議内容

・北日本放送が制作した上記番組の合評を行った。

6)審議概要

 ・強いメッセージ性は感じられなかったが、テーマは「ケセラセラ」だったのではないか。当事者にとっては大変な人生だっただろうが、戦後の日本にはそのような方が多くいたはず。現在を淡々と描くことによって「幸せ」とは何かを考えさせる番組だった。

 ・三姉妹の「特別なことはしていない」「自分たちの安らぎの場でもある」「楽しいからやってこれた」という言葉に大きく共感した。でも実際にはかなり特別なことをしていて、しかも長年継続している。そのエネルギーは素晴らしいと思った。

 ・今は亡き母親と三姉妹、そしてその伴侶と登場人物が多かった分だけ、焦点が絞り切れず少々冗長な感じが出てしまっていた。また、強いメッセージが感じられないことで視聴者の受け止め方も様々となり、評価が分かれるのではないかと思った。

 ・ディレクターから、「テロップやナレーションをなるべく使わず、インタビューや日常生活の映像で見せようと思った。」と説明があった。その意図は十分に感じられたが、同じようなナレーションが重なっているパートもあり、もっとそぎ落として、より印象的な番組にできたのではないかと感じた。

委員からは以上のような意見がありました。北日本放送では委員の声をこれからの番組作りに反映させていきます。

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