いよいよ北陸地方も梅雨入り。暑くてジメジメするこの季節は、どうしても食欲がわきにくく、「今日のお昼はうどんで簡単に済ませちゃおう…」なんて思いがちですよね。
そんな日にこそ、わざわざ足を運んでみてほしいのが富山市にある「好日庵(こうじつあん)」。本場・讃岐の魂を感じる力強い太麺は、驚くほどの食べ応えとうどんらしい食べやすさを同時に味わえます。ここでしか出会えない格別の満足感に、「今日はうどん“で”いいや」ではなく「好日庵のうどん“が”いい!」と、きっと虜になってしまうはず。
田んぼの中に佇む、趣あふれる古民家
お店があるのは富山市婦中町。大型ショッピングセンター・ファボーレからもほど近く、富山県中央植物園のすぐそばです。田んぼに囲まれたのどかな風景の中に、一際目を引く立派な石塀と鮮やかな緑。
一見すると趣のある古い民家のような佇まいに、これから出会ううどんへの期待がふわりと膨らみます。
扉を開けると一変! スタイリッシュなモダン空間
和風な外観から一歩中へ入ると、そのギャップに驚かされます。広がっているのは、コンクリート打ちっぱなしの床が印象的なモダンな世界。
洗練されたスタイリッシュな空間は、うどん屋さんというよりはまるで隠れ家カフェのよう。女性一人でも気兼ねなく、ゆったりと心地よい時間を過ごせる雰囲気が満ちています。
もちもちの弾力と小麦の香り 口いっぱいにほおばりたい太麺うどん
暑い日はシンプルな「ざるうどん」
蒸し暑い日に恋しくなるのが「ざるうどん」。つやつやの太麺の上にたっぷりの刻み海苔。
さらに、冷たいメニューを出す際は器をあらかじめ冷凍庫で冷やしておくという徹底ぶり。最後までキンキンの冷たさが長持ちする、さりげない優しさもうれしいポイントです。
太めの麺を勢いよくすすると、ズゾゾッと口に滑り込んできます。噛みしめるとしっかりとしたコシがあり、もちもちとした確かな食べ応え。
北海道産小麦をメインに国産小麦をブレンドしているそうで、噛むほどに豊かな香りが鼻に抜けていきます。
「うどんは先代の大将の頃からそのまま。何も変えていません」と、笑顔で話してくれたのは2代目店長の吉田由紀子さん。
四国出身の先代から引き継いだ伝統の味を守り、徳島の塩を溶かした“海水”と同じ塩分濃度の水で、丁寧に麺を打っているそうです。
旨みが凝縮されたつゆは、徳島県産のかつお節など8種類の国産材料を使った手仕込み。芳醇な味わいが、夏バテ気味の体にじんわりと染み渡ります。しっかりとした出汁のコクがありながら、うどん自体の風味をそっと引き立てる絶妙なバランス。
途中、特製の揚げ玉を加えると、まろやかな風味とサクッとした食感がプラスされ、味の変化を楽しめます。
「お口いっぱいにほおばる幸せを」 うれしい大盛り無料サービス
好日庵では、なんとうどんの全メニューが大盛り無料。「うどんを口いっぱいにほおばると幸せな気持ちになる。食べ終わる寂しさを心配せずにたっぷり食べてほしい」という、先代の温かい想いが今も息づいています。
「うちの麺が太いのもそうで、お口の中いっぱいにうどんで満たして『まさに今、うどんを食べてる!』っていう感覚を楽しでほしい。うどんのおいしい食べ方って、そこだと思うんです」(吉田さん)
その言葉通り、働き盛りの男性はもちろん、女性でも大盛りを注文する人が多いのだとか。
ママにも優しい、シェア歓迎の心遣い
お店の方にお願いすると、子ども用の取り皿や、麺を切り分けるためのハサミを快く貸してもらえます。大盛りを頼んで、小さな子どもと楽しくシェアしながら味わうのも大歓迎だそうです。
サクサク衣に旬を閉じ込めて…ボリューム満点の天ぷら
うどんと一緒に並べたいのが、全国から仕入れたこだわりの野菜と、ぷりっとしたえびの天ぷら。注文ごとに揚げられる天ぷらは衣がサクサクで、野菜のみずみずしい甘みがぎゅっと閉じ込められています。
野菜天はそれぞれ2つずつ入っているのでボリュームも満点。グループでシェアして食べるのにもぴったりです。
食欲を刺激する! 夏ぶっかけうどん「なす&しめじ」
好日庵では季節ごとの限定メニューもたびたび登場。先代から引き継いだ味を大切にしつつも、オリジナルのメニューも続々と生み出しています。
この夏の一押しは、「冷やしナス&しめじ」。温かいものはレギュラーメニューにもありましたがお客さんからの「冷たいナスも食べたい!」というリクエストに応えて誕生しました。
冷水でキュッと締めた冷たいうどんの上に、ジューシーなナスの素揚げと、ごま油で香ばしく炒めたしめじをトッピング。さらにシャキシャキの鳴門わかめ、さっぱりとした大根おろし、水菜、ネギ、糸唐辛子が美しく盛られた、見た目も栄養も満点の一杯です。
ひと口食べるとごま油の香りがふわっと広がり、食欲が一気に刺激されます。
ピリ辛の肉味噌を加えれば、さらにコク深い味わいへと大変身。コシのある麺、みずみずしい夏野菜、程よい塩気が一体となり、最後の1本、つゆの1滴までお箸が止まらなくなります。
うどん屋さんの中にアパレルショップ!?
お店の中央にあるテーブルに目を向けると、きらきらと輝く大人可愛いアクセサリーが並んでいます。
実はこれ、店長・吉田さんがデザインしたオリジナルのアイテムたち。
「前職はアパレル系だったのもあって。自分が身に付けたいなって思う、ちょうどいいデザインのアクセサリーがなかなかなくて…だったら自分で作っちゃおう!って思って(笑)」(吉田さん)
「好日庵」にちなんで「Kollection」と名付けたオリジナルブランド。日常になじむ絶妙なデザインの数々は、思わずうどんを待つ間に見入ってしまうかわいさです。
時にはお店ののれんを下ろし、限定カフェメニューとアクセサリーを販売する特別なイベントを開催することも。気になる方はお店のInstagramをチェックしてみてください。
おしゃれな古民家空間で味わう格別なうどん。冷たい器に盛られたもちもちの太麺を口いっぱいにほおばれば、梅雨のジメジメも夏の暑さもどこかへ吹き飛んでしまいそうです。
お一人さまでのおしゃれなランチにはもちろん、家族みんなでドライブがてらのおでかけにも。心もお腹も満たされる特別な一杯に出会いに行きませんか?



