富山県内では医師や助産師不足などから、お産のできる病院が年々、減少しています。そんな中、高岡市民病院が来年度から産科を休止することが分かりました。
高岡市民病院によりますと、これまで2人派遣されていた富山大学からの医師の派遣が中止となるため、来年度から産科を休止せざるを得ない状況になったということです。
今年度中に出産予定の妊婦については受け入れます。
高岡市民病院での出産は昨年度は143件で、前の年に比べて1.5倍近くに増えていました。
高岡市の角田市長は、「市内には、ほかに産婦人科のある医療機関が5つあり、市民が出産できなくなるといったことにはならないと考えている」とコメントしています。
県によりますと、お産を扱う公的病院は年々、減少していて、県内では、現在は高岡市民病院をあわせて9か所です。