認知症などのお年寄りの持ち物や衣服に付けたQRコードで、速やかな発見に繋げる見守りシステムの使い方を知る取り組みが25日、砺波市で行われました。
こちらが、そのQRコードです。
お年寄りの持ち物や衣服に貼られたQRコードの見守りシールをスマートフォンなどで読み取ると、お年寄りのニックネームや体の特徴が表示されるとともに家族などの携帯電話に居場所などが通知されます。
認知症などのお年寄りを地域ぐるみで見守ることへの活用が期待されていて、砺波市矢木で行われた取り組みには、60代から80代の住民およそ30人が参加しました。
参加者
「近所で見守ってくれたらうれしい」
「社会で支えるシステムがうれしい、心強い」
見守りシールのシステムは、ことし7月から県内12の市町村で導入されます。別のシステムを導入している富山市、射水市、南砺市も、このシステムに変更する計画だということです。
25日はこのほか、認知症になった時に家族や地域に何を求めるか、地域で何ができるかについて、お年寄りの暮らしを支えているスタッフとともに、率直な思いを出し合いました。
砺波市地域包括支援センターでは、希望があれば出向いて、地域で支える体制づくりに努めるということです。