富山県東部の黒部市。
富山湾に面した沿岸部では新鮮な海の幸を満喫できる一方、山側には「美人の湯」として知られる温泉街・宇奈月温泉があり、黒部峡谷の絶景を眺めながら癒やしのひとときを過ごせます。
ひとつの街で、海から山までの魅力を一度に味わえる、風情あふれる地域です。
宇奈月温泉は県内屈指の温泉街とあって、味の名店や魅力的な観光スポットが軒を連ねます。中でも、「この味のために宇奈月に来る」というほどファンを惹きつけてやまないのが、「味処 河鹿(かじか)」です。
宇奈月温泉駅の目の前「味処 河鹿」
富山地方鉄道・宇奈月温泉駅は、黒部峡谷の大自然に包まれた情緒ある温泉街の玄関口。
歩いてすぐの場所からトロッコ列車に乗車でき、湯気立つ温泉噴水や足湯を楽しみながら絶景散策を満喫できる魅力的なエリアです。
そんな宇奈月温泉駅の目の前にある食事処が「味処 河鹿(かじか)」。観光客が多く訪れるエリアでも屈指の人気を誇る和食料理店です。
「このために宇奈月に行く」名物の釜めし
名物は、注文を受けてから炊き上げる釜めし。「宇奈月といえばやっぱりこれ!」と、釜めしを目的にこの地を訪れる人もいるという、宇奈月を代表するグルメです。
海老や鶏肉、山菜の五目釜めしが定番ですが、黒部市ならではの海の幸を味わえるメニューも豊富に揃います。
こちらはちょっと珍しい「銀ダラの釜めし」。出汁で炊き上げたほっくほくの銀ダラの身をたっぷりと味わえます。
出汁と銀ダラのうま味がご飯にしっかりと染み渡っていて、どこを食べても奥深いおいしさ。
実はこの銀ダラの釜めしは、店のスタッフ間で1番人気を誇るメニューなんだそう。
観光地ということもあって、お客さんには富山らしいホタルイカや名水ポークの釜めしが特に人気だそう。でも「銀ダラの釜めしも一度は食べてもらいたいメニューです!」と、3代目の店主・松下幸之助さんが自信をもっておすすめする1品です。
▽「味処 河鹿」の釜めしは、こちらでも紹介しています
知っていたら河鹿通! 実は中華も絶品
「河鹿といえば釜めし」というのは多くの人が知るところですが、実は店には意外なメニューがあるのをご存知でしょうか。
釜めし、から揚げなどの1品料理、富山らしい「氷見うどん」などと並んで、メニュー表の端っこにあるのは、なんと中華料理!
実は、店主の松下さんは中華料理店で15年以上修行を積んだ経験が。中華料理のプロとしての一面もあるんです。
おすすめはピリ辛の「麻婆豆腐」
中でもイチオシは麻婆豆腐。
2種類の豆板醤と豆鼓、ニンニク、山椒を使った松下さんのオリジナルです。
豆腐によく絡む餡にはひき肉がたっぷり。山椒がピリっと効いてうま味を引き立てます。
本格的な味わいで、中華料理専門店といってもいいほどの美味しさです。
両親から受け継ぐ味と、自身が追及した味
中華料理店で経験を積みながら、和食の道を選んだ松下さん。
両親が河鹿の2代目として店を切り盛りしていましたが、高齢を理由に引退。店を継いでほしいという両親の想いと、松下さんの「中華をやりたい」というこだわりの間で生まれたのがこのスタイルだったのだそう。
河鹿に行って、看板メニューも味わいつつ、店主の得意分野である中華も合わせて注文していたら、それはちょっと通かもしれない。
受け継ぐ味と、新しい味。家族で繋ぐ今の「河鹿」の味を、ぜひ一度味わってみては。
出典:KNBテレビ「ワンエフ」
2026年7月10日放送
記事編集:nan-nan編集部



