日本を代表する山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」の秋。
標高2450mの室堂平から色づき始めた山肌は、約1か月かけてゆっくりと裾野へと広がっていきます。
その紅葉前線の最後を飾るのが日本一の落差を誇る「称名滝」です。350mを流れ落ちるダイナミックな瀑布と険しい岩肌、そして鮮やかな山肌が織りなすコントラストは、息をのむ美しさ。五感を刺激するオススメの紅葉スポットです。
称名滝へのアクセス
室堂や黒部ダムへのアクセスは、マイカーの乗り入れが禁止されているため、通常は立山アルペンルートのケーブルカーや高原バスを利用する必要があります。
…が、称名滝へのアクセスは別。遊歩道への入り口にある称名平駐車場まで直接マイカーで行くことができます。
公共交通機関を利用する場合は、富山地方鉄道の立山駅から称名滝探勝バスが運行されています。駅から約15分で駐車場のあるレストハウスに到着です。
駐車場のあるレストハウスから称名滝がある滝見台までは約1km。整備された遊歩道を片道30分ほど歩きます。
勾配は急なところもありますが、子供や高齢者でもゆっくり歩を進めればそこまで苦にはなりません。本格的な登山用のシューズや装備も必要なく、運動靴や動きやすい服装でOKです。
紅葉のピークは10月下旬~11月上旬
称名滝の紅葉は、例年10月下旬に標高約1350~1500mの滝上部が色づき始め、11月上旬まで楽しめます。
ダケカンバやミネカエデの黄色とナナカマドの赤色が称名滝の荒々しい流れを彩ります。ウダイカンバの黄色やヤマウルシ、ツタウルシ、山ぶどうの赤色も見つけてみてください。
滝見台園地から望む「称名滝」
滝壺付近の滝見台園地からは、4段に折れながら流れる壮大な滝を正面から眺めることができます。水しぶきを上げながらダイナミックに流れ落ちる光景は圧巻。
滝上部に冠雪、中間に紅葉、滝つぼ周辺は緑の葉が残る、3段紅葉が見られる年もあります。朝夕は冷え込みも厳しく、特に滝つぼ周辺は風向きによって大量の水しぶきを浴びるため、防寒や防水の対策をしっかりして行くのがオススメです。
目を閉じて耳を澄ませてみると…
称名滝は国指定の名勝および天然記念物・日本の滝百選・日本の音風景100選にも選ばれています。
その昔、立山開山の祖とされる佐伯有頼(さえきありより)が立山に登った時、滝の音が「南無阿弥陀仏」という称名念仏を唱える声に聞こえたことから「称名滝」という名称になったとも。
目を閉じて、滝壺に流れ落ちる轟音に耳を傾けてみるのも一興です。
オススメの時間帯は昼過ぎから14時
称名遊歩道と、桂台ゲートから称名平駐車場の利用時間は通常7:00〜18:00。早朝の清々しい空気を楽しむのいいですが、太陽の光を浴びた紅葉は彩りも一層鮮やかです。
おすすめは滝に影がかから
遊歩道をラクに移動できる「折り畳み電動カート」も
歩くのがちょっとツラい…という人は、立山駅前の観光案内所でレンタルできる「折り畳み電動カート」がおすすめです。
折り畳み電動カートレンタル/JOY cart ジョイカート〈MOBILE-Xplus〉
期 間:~2026年11月上旬(称名滝通行可能期間まで)
時 間:9:00~12:00 または 12:30~15:30(2部制)
場 所:立山町観光協会立山観光案内所(立山駅/立山町芦峅寺字ブナ坂42)
料 金:3000円 デポジット1000円(返却後に返金されます)
予 約:電話 ※利用希望日の2日前までに予約
電 話:076-462-1001(平日8:30~17:15、土日祝9:00~16:00)
立山町観光協会
https://yukutabi-tateyama.jp/



